バッハ/無伴奏チェロ組曲(ピエール・フルニエ)

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なななんと、来月チェロの発表会に出ることになりました。

一昨年の発表会ではガチガチに緊張しながら、
バッハの無伴奏チェロ組曲第1番の「メヌエット」を弾いた・・・というか崩壊させたというか、
とにかくもう冷や汗ものでした。

そのせいかどうか、昨年はお声がかからなかったのですが、
今年は2年ぶりに参戦することになりました!

曲は再びバッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」から「アルマンド」「クーラント」です(←進歩ないなあ)

 

 

いやいやいやいや、進歩ないどころじゃない、2曲ともとってもむつかしいです!
というわけで只今、一所懸命に毎日30分ほど練習しています(←短かっ!)
練習すればするほど、下手さがわかって不安になります。

 「こんなアルマンドがどこにアルマンド!」

と自分に突っ込む日々であります。
なお、「クーラント」を使ったオヤジギャグはただ今、必死で考え中です(←必死になる方向を間違えとる)


さて、山ほど参考書を買って安心する受験生のごとく、
「無伴奏チェロ組曲」のCDを見ればつい買ってしまう、これが私の悪い癖。
「いろんな演奏があるなあ〜」とひたすら感心するのですが、
以前から私の中でスタンダードとなっているのが、ピエール・フルニエ(1906〜1986)の2種のスタジオ録音。

「チェロの貴公子」と呼ばれたフルニエは「無伴奏チェロ組曲」を二度、正式に録音しています(1960年と、1977年)。
(ほかにもライヴや放送録音が何種類かCD化されています)。
どちらも素晴らしい演奏ですが、性格が全く異なるのが興味深いところ。

1960年の旧録音(アルヒーフ)は、真面目で実直な楷書体の演奏。
いかにも優等生風ですが、その格調の高さと洗練された優美さは文句なし。
ストレートで、強い求心力を持つ名演であり、この曲集の代表的名盤のひとつに数えられています。

 

1977年の新録音(フィリップス)は、落ち着いた柔らかい音色で、余裕たっぷりの音楽づくり。
残響多めの録音のせいもあり、軟弱で覇気がない、と言いたくなるほど力が抜けています。
しかしよく聴くとどこにも隙がない。
そして時々響く低弦は意外なほど迫力があります。
「なんだこの弱そうな老いぼれは」と斬りかかると、逆にしたたかに打ち据えられるパターンか。

堅固で格調高い旧盤、融通無碍で自由な新盤、という印象ですが、どちらの演奏も、繊細な歌心が全曲を包み込んでいます。
CDを枕の下に敷いて寝たら、ちょっとは上手になるかなぁ(なるかっ!)

(2013.5.6.)

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