バッハ/無伴奏チェロ組曲 
(アンナー・ビルスマ 1979&1992年録音)

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世界はそれを暴挙と呼ぶんだぜ


先日、チェロのレッスンのあとで先生が、軽〜い口調で

「そろそろバッハの無伴奏でもやってみますか」

しえーっ! チェロをいじり始めて一年数か月の私ごときがですか?!」

「まあ、1番だったらなんとかなると思いますよ」

「もったいのうございます、恐れ多うございます・・・」

「楽譜はベーレンライター版 を使いましょう」

「か、かたじけのうござります・・・、ありがとうごじゃいます!!」


というわけで、先日から「チェロの聖典」・バッハの無伴奏チェロ組曲を練習しております。
のび太マイク・タイソンに挑戦するような、
富士山頂を目指すような暴挙に思えてなりませんが、
玉砕覚悟でがんばってみたいと思います。

今日で5日目ですが、まだ最初の4小節がまともに弾けません…(涙)。


さて、バロック・チェロの名手・アンナー・ビルスマは、この曲を二度録音しています。
一回目の1979年録音は、素朴な音色が温かく優しい、いわば「素顔のバッハ」
余分な表情付けを排した、「歌うというより語る」ようなバッハで、地味ながら聴くほどに味わいがあります。



二度目の1992年録音は、緩急・強弱たっぷりつけたスケール豊かな演奏。
ロマンティックな表現があちこちに聴かれ、起伏もゆたかです。
速い楽章はノリノリで、遅い楽章はたっぷり歌った、芳醇でフトコロの深いバッハです。



どちらも素晴らしい録音、恐れ多くてお手本になんてできません。
蚊トンボジャンボジェットに憧れるようなもの、
「いいなあ〜」と、ため息つきながら聴いてます。

さて、私も練習しよう。
・・・わ、また間違えた!

(11.2.19.)


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