BAND-MAID:Daydreaming/Choose Me
(2017)




Amazon.co.jp : Daydreaming/Choose Me (CD+DVD 初回生産限定盤)

Tower@jp : Daydreaming/Choose Me(CD+DVD 初回生産限定盤)






カッコイイ!

メイド服に身を包んだ5人の女の子たち。
奏でる音楽はギンギンのハードロック。
しかもテクニックはキレッキレときたもんだ。

 BAND-MAID:Daydreaming/Choose Me

2017年7月発売の、3曲収録のメジャー・セカンド・シングル。
どの曲もサイコーですっ!

1曲目の「Daydreaming」は、ミドルテンポのセミバラード。
なんですかこの成熟したサウンドは、どこのベテラングループですかと言いたくなります。
アレンジも手が込んでいて、繰り返し聴いても飽きません。
主に作曲しているのはリードギターのkanami (遠乃歌波)
2:45からのギターソロの切れ味も抜群、ギターだけでなく3歳から始めたピアノを今も続けているそうで、音楽的基礎がしっかりしているんでしょうね。
普段はおっとりしているのに、「ギター持ったらやべえやつになるっぽ」(小鳩ミク)だそうです。
そしてリードヴォ−カル・彩姫のハスキーでドスの利いた声、強さと脆さを同時に感じさせる独特の声質、オンリーワン。



2曲目「Choose Me」ははじけるようなポップ・ロック。
いやこれ名曲でしょう! ジャパニーズ・ロックの歴史に残るんじゃないすか?
変化に富みながら疾走するメロディ・ラインはやはりkanamiの作曲、2分10秒からのギターソロも悶絶レベルのカッコよさ。
4つの楽器と2つの声が対位法的に絡み合う立体感のあるサウンド、クラシックの弦楽四重奏曲かなにかのように書かれてるんですけど!
楽譜片手にじっくり味わいたいくらいです。
作詞は3曲ともバンドの仕掛け人でリズムギター&サイドヴォーカル担当の小鳩ミク
ツインテールでメイド服、語尾に「〜っぽ」をつけて喋る不思議ちゃんですが、バンドのコンセプトを作り上げ、メンバーを集めたのはこの人。
言葉選びのセンスとか、ぶれのないキャラ造形とか、タダモノではないっぽ。 
20代の女の子が「愛こそはね 眼に見えない幻想」なんて、なかなか書けるものじゃないと思うっぽ(もちろん50代のオッサンにも書けない)。
きっとチョー頭が切れる人だと思うっぽ。



3曲目「Play」は、ゴリゴリのハードロック(ヘヴィメタル寄り?)で、ポップス好きにはちょっととっつきにくいけど、これまた巧みに構成された名曲。。
もともとはインストゥルメンタル・ナンバーにする予定だったそうで、
Misaのベース、のドラム、Kanamiのギターが豪快に鳴り、楽器同士のハイテクニックな掛け合いが爽快です。
アレンジはメンバー同士で相談して作り上げていくそう。
そして音の洪水に飛び込んで一歩も流されない彩姫のヴォーカルのパワー!
ラストで突然新しいメロディを投入してサッと終わる鮮やかさ。
クラシックでいう「コーダ」のようです。

 (2020年2月のライブ)


 こりゃホントにすごいバンドだっぽ!

初回限定盤にはライヴDVDがついていまして、こちらも必見。

BAND-MAIDは9月から全国ツアーを開始、ワタシさっそくチケット取りましたぜ、へへへ。
なお、2017年7月現在、ヴォーカルの彩姫が声帯ポリープの治療のため休養中とのこと。
しっかり静養して、元気に戻ってきてほしいです。

(2017.07.21.)

その他の"BAND-MAID"の記事
BAND-MAID/Brand New MAID
BAND-MAID/Just Bring It
BAND-MAID/WORLD DOMINATION

BAND-MAID/glory & Bubble
BAND-MAID/CONQUEROR
BAND-MAID/WORLD DOMINATION TOUR 【進化】 at LINE CUBE SHIBUYA
BAND-MAID/Unseen World
BAND-MAID/Sense
BAND-MAID/Unleash
BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKUJI
BAND-MAID/10th ANNIVERSARY TOUR FINAL in YOKOHAMA ARENA


BAND−MAIKO


「音楽の感想小屋」へ

「整理戸棚」へ

「更新履歴」へ

HOMEへ