BAND-MAID/CONQUEROR(2018)



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親分:BAND-MAIDのサード・フルアルバム"CONQUEROR"が出たぞっ!

ガラッ八:なんすかそのタイトル、どう発音するんですかい?

親分:「カァンカァラァ」、征服者って意味だな。
  最初の音は「カ」と「コ」の中間みたいな音だし、最後の「ラァ」も思いっきり巻き舌になるんで、日本人には発音しにくいな。

ガラッ八:あっし絶対舌かみますね、「カンカラー」ではだめなんですかい。

親分:そうだよな、こちとら日本人なんだからそれでいかせてもらおうぜ。

ガラッ八:で「カンカラー」、内容はどうなんですかい。

親分:全15曲・55分、怖いくらい完成度の高いハードロックだったよお。
  しかも渋くて重いサウンド! これホントに20代の女の子たちが作ってるのか? にわかには信じがたい。
  アルバムのラストを飾る曲"輪廻"を聴いてぶっ飛んでくれ。



ガラッ八:ひゃー、激しいでやんすね!

親分:成熟した分厚い響き、複雑で凝ったアレンジ、そしてこの勢い、ロック・スピリットが氾濫してどうにも止まらない状態だ。

ガラッ八:ドラム、ギター、ベースのテクニックも凄いですねえ。

親分:テクニックだけじゃないサムシングがある気がするんだよな、BAND-MAIDには。
  楽器とボーカルが丁々発止、互いに切り結んで白熱していく。
  SAIKIのワンアンドオンリーな素晴らしい声、MIKUとのツインボーカルも気持ちよくハモってるし、虚無的なようでアグレッシブな歌詞も深い。
  MIKUはいつも何かに向かってこんちくしょうと言いながら詞を書いているんじゃないかと思うよ。

ガラッ八:あの〜、BAND-MAIDってガールズバンドですよね。

親分:メンバー5人とも間違いなく女性だが、女を売り物にしていない、それでいて女を捨てていない、そのバランス、絶妙だねえ。



ガラッ八:この"Blooming"って曲はさっきの曲よりはポップでやんすね、でもどの曲も楽器とボーカルの絡みが複雑で、つい何度も聴きたくなりやす。

親分:まるで室内楽みたいだよな。
  ミドルテンポの曲もあって、"endless Story"なんか、最初はピンとこなかったんだが聴いているうちにはまってきた。
  そうなると不思議なもので、何度聴いても聴き飽きないんだなこれが。



親分:そして"The Dragon Cries"という曲では、なんとあのトニー・ヴィスコンティがプロデュースをつとめている。

ガラッ八:えーと、誰ですかそれ?

親分:デヴィッド・ボウイやT−Rexやムーディー・ブルースやアニー・ハズラムを手がけた大プロデューサーだ。

ガラッ八:へえ〜って、よくわかりやせんが、なんかすごい人なんですね。

親分:重心の低い、渋みを増したグルーヴを聴かせてバンドの新しい可能性を見せてくれる。
  さらにメッセージ性まで盛り込む勇敢さ、彼女たちまだまだビッグになりそうだぞ〜。



ガラッ八:うわー、このMV、攻めてるでやんす。

親分:社会の矛盾や既存の価値観に対する異議申し立てこそがロックの原点であり本質であることを改めて教えられた気分だ。

ガラッ八:しかしストイックで骨太でやんすね、日本で受けますかねえ。

親分:日本はポップでソフトでカワイイものが好まれるからなあ・・・・・・。

ガラッ八:BAND-MAIDはどっちかというとロックでハードでキビシイですよね。

親分:1曲目に比較的ライトでポップな"PAGE"という曲を持ってきているのはその辺を意識してるんだろうが、2曲目からはゴリゴリギンギンのハードロックワールドがめくるめいている。
  なお欧米のロックファンにはかなり受けているみたいで、動画コメントの90%以上は外国語だ。

ガラッ八:とりあえず英語の勉強になりそうでやんす。

親分:しかしまあとんでもなくぶっ飛んだバンドだな。
  若い女の子ばかりなのに、こんなに体力のいる、バリバリ弾いて歌ってナンボみたいな曲を次から次へと作ってアッケラカンとしている。
  降参だ、やられた、征服されてしまった〜。

(2020.01.04.)


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