グレン・グールド/エリザベス朝のヴァージナル音楽名曲選
(録音 1964〜1971)


Amazon.co.jp : Consort of Musicke by William Byrd & Orlando Gibbons; Sweelinck

Amazon.co.jp : エリザベス朝のヴァージナル音楽名曲選


Byrd:Pavanes


今日は、風呂につかりながら、グレン・グールド「エリザベス朝のヴァージナル音楽名曲選」を聴きました。
バード、ギボンズ、スェーリンクという、16世紀後半から17世紀前半の作曲家の作品が集められています。
古楽ファンでもないかぎり、あまりなじみのない作曲家たちです。

本来は、ヴァージナルという楽器のために書かれた曲を、グランドピアノで弾いているので、
作曲者の意図とは違う響きになっているわけですが、それがどうした

それをいうなら、彼らは、21世紀の人々に自分たちの作品が聴かれることも意図していなかったでしょう。

グールドは、これらある意味素朴な作品たちを、ただ淡々と弾いているようでありながら、
作品への共感と愛情は、聴くものの心に、じわわ〜と伝わってまいります。
400年以上前に書き記された音符たちの、簡素で真っすぐなたたずまい、心のアカも落ちるような思いがいたします。

作曲者の意図とは違う演奏であるかもしれないけれど、このCDには、なにか「本当のもの」が込められております。
優れた演奏とはなにか、そして演奏における「真実」とはなんだろうか?

まあそんな難しいこと言わいでも、カバーヴァージョンが原曲を越えてしまった例なんて、ポピュラー畑にはいくらでもあるわなあ。
・・・なんてことをぐだぐだと考えていると今夜もよく眠れそうですが、
うっかり浴槽の中で眠らないように、くれぐれも注意しなければなりません。

(06.4.3.)


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