ハイドン/交響曲全集
アダム・フィッシャー指揮/アウストロ・ハンガリアン・ハイドン管弦楽団
(ブリリアント・クラシックス 33枚組)




Amazon : ハイドン:交響曲全集(33枚組)/Joseph Haydn: Symphonies 1-104

Tower@jp : Haydn Complete Symphonies



02年4月現在、クラシック・ファンの間でちょっと話題の「ハイドン交響曲全集」です。
値段も見事ですが演奏も素晴らしく、文句のつけようのない一品です。

ハイドンが長年にわたり仕えた、エステルハージ候の所領は、現在オーストリアとハンガリーにまたがっています。

アウストロ・ハンガリアン・ハイドン管弦楽団は、
ハイドンの作品を、エステルハージ候の居城で、オーストリアとハンガリーの音楽家により演奏する目的で1987年に設立されました。
地元の大作曲家の曲を、当時と同じ場所で、地元の人間が演奏するという企画を意気に感じたのか、ウィーン・フィルブダペスト・フィルから一流奏者が集まりました。
初期メンバーには、ライナー・キュッヒル、ヴェルナー・ヒンクなど、そうそうたる名前が並んでいます。
このオーケストラの設立を提唱したのがハンガリーの指揮者アダム・フィッシャー
昨年ついに、足掛け14年にわたったこのすばらしい全集を完成させました。

この全集、もともと、イギリスのニンバス・レーベルから年に2〜3枚ずつリリースされていました。
ところが、全集完成目前の2001年にニンバスが倒産!(オォ〜!!)
どうなることかと心配していたら、ブリリアント・クラシックスが権利を買い取り、低価格で発売してくれたのですから、ブリリアント様様です。

まだ私も全部聴いたわけではないのですが、ひとことで言って軽やかで清々しいハイドン
スマートかつスリム、音楽そのものが自発的に流れ出すような演奏、とでもいうのでしょうか。
録音は全て、オーストリア、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿で行われています。
ハイドンゆかりの場所での収録が、演奏に何らかのプラス・アルファを与えているのかも。
演奏者の方々もとても楽しそうに弾いているように感じられます。
ハイドンを初めて聴くかたにも安心しておすすめできます。
なお、古楽器演奏ではなく、現代楽器を使用しています。

全部で104曲もあるハイドンの交響曲のすべてが、こんなに手軽に手に入るなんて、ほんとにいい時代になったものです。
ハイドンに多少でも興味のある方、買っといて損はないですよ。
あと、ハイドンの曲って、ドライヴのお供に意外といいんですよね〜、とくに初期交響曲。

 交響曲第1〜5番
 

(02.4.29.記)

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