和楽器バンド/軌跡 Best Collection+(2017)
ガラッ八:和楽器バンドのベストアルバムが出やしたね親分。
2014年、「ボカロ三昧」でデビューしてから3年半で3枚のアルバムを発表しているから、ベストアルバムを出す時期としては妥当なところですか。
親分:なにを上から目線で論評してんだよ。
ガラッ八:てへへ、しかしここの管理人、和楽器バンドのこれまでに出たCD・DVD全部持ってますよね、さすがにベストアルバムはいらねえですよね。
親分:いや、なんでも予約して買ったそうだぞ。
ガラッ八:そりゃまた酔狂な。
親分:新曲が3曲入ってるし、ライヴDVDも見たいとか言って、ワクワクホクホクしていたぜ。
まったく能天気な野郎だよ。
ガラッ八:新曲というと、これですかい。
親分:サウンドはジャジー、映像は大正ロマン、新機軸打ちだしてるなー。
ガラッ八:ストーリーはアニメ「君の名は」みたいですね。
親分:3つの新曲はそれぞれ、「ロック」「和」「ジャズ」のテイスト、「わたしたちいろんなことできます」をアピールしてるな。
あとはこれまでにMusic Videoになった曲を発表順に並べている。
ガラッ八:するってえとこのベスト・アルバム、MVがない曲はどんなにいい曲でも収録されていないんで?
親分:そうなんだが、聴いてるうちに、やっぱりこれぞベスト・セレクションだって感じがしてきた。
「天楽」なんて久しぶりに聴いたけど、サイコーにいいなこれ。
ガラッ八:MVもシンプルなのが、かえって魅せるでやんす。
親分:初期の曲は良くも悪くもガチャガチャ賑やかなのが特徴だったけど、最近の曲は音が整理されて、楽器のソロがよく聴こえる。
そんな洗練の過程をしっかり味わいたい。
「雪よ舞い散れ其方に向けて」「雨のち感情論」などは最近の曲だが、いやあ素敵だなあ。
雪よ舞い散れ其方に向けて
雨のち感情論
ガラッ八:しかし売り方は相変わらずのAVEX商法でやんすね。
親分:MVが14曲収録されたDVDがつくヴァージョンと、2017年の東京国際フォーラム公演ライヴDVDがつくヴァージョンがあって、
DVDが両方欲しければ二つ買わないといけない。
ガラッ八:なんつうアコースティックギターな売り方・・・!
親分:それを言うならアコギだろ、どちらかひとつなら、ライヴDVDヴァージョンがオススメかな、MVはだいたいYou Tubeで観られるからな。
ガラッ八:ライヴDVDも迫力はあるんですが、カメラアングルがほぼ1秒おきに替わるのがせわしないっちゃせわしないです〜。
親分:メンバー8人もいるから、制作側も大変だろうけど、もうちょっと落ち着いたライヴ映像を見たいよな。
トーキング・ヘッズの洗練されたライヴ映画「ストップ・メイキング・センス」のような編集センスをメイキングセンスしてほしいもんだ。
ガラッ八:ところでここの管理人はどっちを買ったんで?
親分:いやー、なんでも「ファンクラブ専売数量限定盤」とかいうバカ高いやつを買っちまったらしい。
2017年8月の平安神宮ライヴDVDがついてるしとか言って・・・これ管理人聴きに行ったんだよなあ。
ガラッ八:うわあ、8月の暑い京都にですか。
相変わらず熱心なことで・・・というかAVEX商法にどっぷりなんですけど。
親分:もう救いようがねえな、こいつは。
2018年1月の横浜アリーナと、2月の大阪城ホールのライヴチケットも取ってしまったらしい。
ガラッ八:ありゃ〜、うまいこと仕事休めるんですかねえ。
親分:万難を排してでも休みをとる! と宣言していたぞ。
(2017.12.15.)
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