和楽器バンド/四季彩(2017)
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いやー、このところ予習がたいへんなんです。
何のって、和楽器バンドのサード・アルバム「四季彩 Shikisai」 です。
来月ライヴに行くってのに、このアルバムときたら17曲入って73分もあるし、歌詞は早口言葉が多いしで、
50過ぎたオッサンには、なかなか憶えられましぇん。
頭の中で曲とタイトルを一致させるだけでも一苦労。
さらに老眼で歌詞カードの細かい文字が読めないことも追い打ちをかけている模様。
以前「トスカ」や「フィガロの結婚」に行ったときのほうが予習楽だった・・・。
さて、和楽器バンド「四季彩 Shikisai」
良いアルバムです、これ。
ヴォーカル鈴華ゆう子の貫禄の美声は安定盤石、さすがは全日本詩吟コンクール優勝者ですが、
今作では曲の前奏や間奏といったインストゥルメンタル部分の完成度がさらに高くなってる気がします。
これまでのアルバムにくらべ、各楽器のソロもはっきり聴こえます。
いわゆる「引き算アレンジ」と言うのでしょうか、抑えるところは抑えてソロを引き立てるメリハリある音作り。
従来の「ガチャガチャ感」が軽減され、すっきりした音で、聴きやすいです。
なお今回はメンバー8人のうち7人までが曲作りに参加しており、バラエティ豊か。
曲も個性的でクオリティ高く・・・というか、従来のJ−POPの枠に収まりきらない曲が満載。
曲の途中に突然詩吟をぶっこんだり、超早口言葉で歌詞が聴き取れない曲があったり。
やっぱり超絶驚愕才能集団だなぁと尊敬の念が沸き起こります。
例によって、ミュージック・ヴィデオがついているヴァージョンと、ライヴ映像がついているヴァージョンがあります。
どちらかひとつなら、ライヴ映像つきのほうがオススメ。
以前リリースされた2016年1月の日本武道館ライヴDVD「暁ノ宴」も素晴らしかったですが、
こちらは 2016年6月に、日光東照宮御鎮座四百年を記念して行われたライヴ、なんかご利益ありそうでしょ。
ステージ後方に五重塔が見えるという、このバンドにぴったりのシチュエーションを得て歌い弾き踊る和楽器バンドはさらに進化、
縦横無尽に「和」が炸裂、これぞクール・ジャパン! (ただし完全収録ではないのがちょっと残念)
なお私はMV・ライヴ両方ついてるファンクラブ限定ヴァージョンを買いました(高かった・・・) ←カモ。
(2017.4.8.)
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