バッハ/ブランデンブルク協奏曲(レーガー編曲のピアノ連弾版)
(タカハシ・レーマン・デュオ 2019)



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クラシック・ファンならみんな大好きバッハ/ブランデンブルク協奏曲(ですよね?)。
しかし何年も聴いていると多少飽きてくるのも事実。
私なんかもう40年以上聴いていますからね、耳にタコもできようってもんです。
聴くと「やっぱりいい曲だな〜」と思うんですけどね。

そんなときに見つけたこの2枚組、マックス・レーガー(1873〜1916)が編曲したピアノ連弾版です。

第5番・第1楽章


いやー、新鮮です、ノレます、楽しいです。
バッハを崇拝していたレーガーは原曲を完全尊重、弾く人のことなど考えず全ての声部を忠実に四手ピアノに移し替えました。
結果的に技巧炸裂・超絶難度の編曲となっておりますが、高橋・レーマン・デュオは完璧かつ音楽的に弾ききっています。
ロマンティックなところは抒情的に歌い、感情をたたきつけるところはしっかり激しく、盛り上がるべきところはエキサイティングに煽り立てます。
そして音の粒立ちの良いことといったら、このツブツブ・ピンピン・サクサク感は弦楽合奏では味わえないものです。
夫婦だけあって息もぴったりですし、深く入り込んだ解釈でピアノ作品としてしっかりした表現を確立しています。

第4番・第3楽章
(←これを1台4手で弾くのは相当大変!)

余白には有名な「トッカータとフーガ ニ短調」のピアノ連弾版も収められています。
重厚なオルガンとは違ったピアノならではの小股の切れあがった軽快さは気持ちよく、テクニックも最高の熱演・快演・名演奏。
速いパッセージではスポーツ的な快感を感じます。 カッコイ〜!



なおレーガ自身は非常に腕の立つピアニスト兼オルガニストであり、バッハ作品の編曲は自ら演奏するために行ったもの。
フィリップ・ウォルフラムというピアニストと組んで、ドイツとスイスの16都市を回るツアーまでやったそうで、現代のミュージシャンと変わりませんね。
それにしても「ブランデンブルク協奏曲」って、やっぱりいい曲だな〜。

第3番・第1楽章


(2020.08.08.)


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