Amazon.co.jp : バッハ:管弦楽組曲(全4曲)/ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
Tower@jp : バッハ: 管弦楽組曲(全4曲), ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
じつは、このたび、ついに、ついに、ついに・・・
車を買い換えました!
13年と数カ月ぶりです!
いままで乗ってた車も、まだどうにか走るのですが、燃費の悪さがずっと気になってました(リッター8kmいかないのです)。
そこへもってきて今年の春ごろからTVや新聞には「エコカー減税」とか
「13年以上の車から乗り換えると補助金ガッポリ」とか「輸入盤3枚で25%OFF」とかうまい話がいろいろ。
いやいやうまい話にはウラがある、だまされないぞと思っていたのですが、
こんどは5月にエコカーの代表格「プリウス」の新型が発売というニュースが。
こ、こりゃあ、時代がワシに「車を買え」と言うちょるがぜよ、日本の夜明けぜよと思いました。(←何者じゃ)
そこで、発売間もない5月中旬に「プリウスひとつくださーい」とお店に行きました。
するとトヨペットのお兄さんは爽やかに言い放ちました。
「だいたい半年待ちになります!」
あのー、発売からまだ一週間なんですけど、半年待ちですか?
「うまくいけば5ヶ月くらいかもしれません!」
心が折れそうになりましたが、なんとか踏みとどまって予約しました。
・・・そして5か月以上たって、ようやく電話が。
「お車の納車が可能になりました!」
・・・車の注文したこと、なかば忘れかけてたころでした。
このプリウス、さすがに静かで、エンジン掛けてもかかってないような気がして不安になるほど。
降りる時は逆にエンジン切り忘れて車を離れてしまいます。
「ピーッ!」と警報音が鳴って、「す、すみませーん!」とあわてて戻ること数回。
今日もまたクルマに怒られてしまった・・・。
一週間ほど乗って、ようやく慣れてきました。
新車の中でこのところ聴いているのが、パブロ・カザルス指揮によるバッハ。
管弦楽組曲とブランデンブルク協奏曲を全曲収録した3枚組です。
1964年から66年の録音で、もちろんピリオド楽器ではありません。
ブランデンブルク協奏曲第5番ではチェンバロでなくグランド・ピアノが華麗に鳴り響きます(巨匠ルドルフ・ゼルキン!)。
第4番もリコーダーではなくフルートで、今ではちょっとお耳にかかれないオールド・スタイルの演奏。
悠然としたテンポで、アンサンブルもちょっと荒っぽかったりしますが、演奏にみなぎる生命力・心意気はただごとではありません。
カザルスの人間性が隅々まで反映されています。
血の通った、筋肉質でスケール大きなバッハです。
これは熱いぜ、そして深いぜ!
さあ、今日も元気にプリウスで走ろう!
・・・あ、エンジンかかってなかった(ホントに分かりにくいのです)。
(09.11.7.)