ショスタコーヴィチ/チェロ協奏曲第1番
ラフマニノフ/チェロ・ソナタ

(ソル・ガベッタ:チェロ、 ロリン・マゼール指揮 ミュンヘン・フィル ほか)

 



Amazon.co.jp : Shostakovich Cello Concerto No. 1/Rachmaninov Cello Sonata

HMV : Schostakovich Cello Concerto / Rachmanonov Cello Sonata icon

Tower@jp : Shostakovich: Cello Concerto No.1; Rachmaninov: Sonata for Cello and Piano



ようやく少し涼しくなってきました。
チェロの練習に使っている部屋は、庭に面した1階の和室、風が通るとなかなか涼しいです。
そこで、久しぶりにエアコンをつけずに窓を開けて練習しました。
いい気持ちで弾いていると、自転車に乗った小学生のガキども 少年たちが
大声をあげながら我が家の前を走り抜けてゆきました。

 「へたくそー!!」

その後ふたたび、エアコンつけて締めきって練習してます。
・・・な、泣くもんかっ! 負けないぞっ!


さて注目の若手チェリスト、ソル・ガベッタの新作は、
ショスタコーヴィチ・チェロ協奏曲第1番と、ラフマニノフ/チェロ・ソナタのカップリング。
以前、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番とチェロ・ソナタを収めたCDを出しているので、
この若さでショスタコーヴィチのチェロ独奏のための作品をすべて録音したことになります。

ショスタコーヴィチ/チェロ協奏曲第1番(1959)
貫禄すら感じさせるスケールの大きな演奏です。
とくに第2楽章モデラート後半のテンションの高さ、
そして第3楽章カデンツァの触れれば手が切れそうな鋭い表現。
「こんなに深遠で素晴らしい曲だったんだ!」
と瞠目、これまであまり聴いてこなかった己が不明を恥じました。
フィナーレの整然たる空騒ぎぶり、皮肉っぽい盛り上がりも素晴らしいです。
これがライヴなんだからびっくり。

 

ラフマニノフ/チェロ・ソナタ(1901)
一転、正統的ロマン派のチェロ・ソナタ。
ショスタコーヴィチとの落差にちょっと戸惑います。
徹頭徹尾ラフマノニノフらしい、濃厚でたおやかな歌心にあふれた作品。
ピアノ協奏曲第2番とほぼ同時期に作曲されているので、似たフレーズもちらほら。
ショスタコとはぜんぜん雰囲気が異なる、これまた傑作にして名曲。
35分にも及ぶ長大なソナタですが、まったく長さを・・・・・・まあちょっとは感じますが、
ガベッタのチェロとオリガ・カーンのピアノの息の合った熱い演奏には、思わず聴き入ってしまいます。


いやあ、上手いなあ、綺麗な音だなあ、ソル・ガベッタ
CDの余韻も冷めやらぬままチェロの練習をすると・・・・・・ひゃあ、音の貧弱さ・音程の悪さに愕然です。

 「なるほど、こりゃヘタクソだ・・・」

深く納得いたしました。

(2012.9.9.)

「音楽の感想小屋」へ

「整理戸棚」へ

「更新履歴」へ

HOMEへ