ヴィヴァルディ/チェロ協奏曲集
(ソル・ガベッタ独奏 ソナトリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ)



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2011年3月11日に発生した、東日本大震災で被災された方に、心からお見舞い申し上げます。
四国の片田舎に住む私には、募金に協力するくらいしかできませんが。。。





しばらくここを更新する気にもなれず、放置状態でしたが、
本日から再開したいと思います。



アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741)は自身がヴァイオリニストであったこともあり、
ヴァイオリン協奏曲は思わず

 「もうええわ」

と言いたくなるくらいたくさん書いています(その数220曲以上)。

それに比べるとチェロ協奏曲27曲とかなり少ないものの、
まだ独奏楽器としてはそれほど認知されていなかったチェロのためにこれだけの数の協奏曲を書いたのは、やっぱり凄いことです。

 しかも駄作なし! 良い曲ばかりなのです!!

さて、ソル・ガベッタによるヴィヴァルディ・チェロ協奏曲集であります。
愛器にガット弦を張り、バロック弓を使用するなど、意気込みたっぷり。
でもそれよりなにより彼女の演奏にはいわく言いがたい輝きがあります。
暖かい陽性オーラがビンビン発散されております。

冒頭のRV.410で独奏チェロが入ってきた瞬間、思わず「おっ」と声を出してしまったほど。
これまで聴いてきた演奏に比べ、輝き2割増し、まばゆいばかりです。
ソル・ガベッタ、ただものではありません!
「ソル」(太陽)の名は、伊達ではありません!

 ヴィヴァルディ/チェロ協奏曲 RV.410・第1楽章
 

7曲の協奏曲が収録されていますが、「おや?」と思うのは、ヴァイオリン協奏曲をチェロに編曲したものが2曲含まれていること。
イ短調 作品3の6と、「四季」の「冬」を、わざわざチェロでやっているのです。

むしろ本来のチェロ協奏曲を、もっとたくさん入れてほしかったな〜、と思いながら、最後に収められた「冬」を聴きました。

 ・・・・・・・・

 これ凄いよ!

ヴァイオリンのためのフレーズをチェロで軽々とこなし、太い音の迫力をたっぷり利用した、激しさ二割増しの「冬」
そのうちメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲をチェロで弾きかねませんね、この人。

大変素晴らしいアルバムですが、「チェロ協奏曲」は実質5曲のみなのがちょっと物足りないかな。

そこで、「ヴィヴァルディのチェロ協奏曲をもっと聴きたい!」
と仰るかたにお勧めしたいのは、私の愛聴盤、
オーフラ・ハーノイ「ヴァイヴァルディ・チェロ協奏曲集(全4枚)」です。

ハーノイのチェロの、つややかで太い音、ロマンティックで濃厚な表現。
バックもゴージャスで派手派手。
「古楽奏法? なにそれ?」といわんばかりのこってり演奏、大変気に入っております。

・・・あれ、いま検索してみると、なんと廃盤じゃないですか!

ヴィヴァルディのチェロ協奏曲全集は貴重なんですよっ!
ぜひぜひ再発をお願いしますっ!

(11.3.23.)


2011年.9月 追記:オーフラ・ハーノイのヴィヴァルディ/チェロ協奏曲&チェロ・ソナタ集が再発されました!(ただし限定盤)


Amazon.co.jp : Vivaldi ; Cello Concertos Vol.2

Vivaldi Cello Concerto RV405 First Mvt.(オーフラ・ハーノイ)



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