エレーヌ・グリモー&ソル・ガベッタ/DUO



<曲目>
シューマン:3つの幻想的小品
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ


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エレーヌ・グリモーソル・ガベッタが共演とは!
嬉しいびっくりです!
しかしこのふたり、そっくりですね。
ヤン坊マー坊か、チップとデール並みに見分けがつかないんですけどワタシ(←ホントか?)
髪を同じ色に染めでもしたら、ほとんど双子ですねっ!(←そうかあ?)


華やかなコンビですが、選曲は渋いです。
シューマン、ブラームス、ドビュッシー、ショスタコーヴィチ、年代順に並ぶ重量級プログラム、こりゃすごい。

シューマン「3つの幻想的小品」はタイトルとはうらはらに、各曲の主題が密接に関連し、
ソナタ顔負けの濃密な音楽世界を形づくる名曲、渋いけど。
グリモーガベッタは、ライヴ感あふれるしなやかな演奏で魅了してくれます。

つづくブラームスのソナタ第1番
チェロの高音域がほとんど使われないため、
どの演奏を聴いても、チェロはなにやら底のほうでうごめいているようにしか聴こえない困った曲。
渋いといえばサイコーに渋いけど。
第3楽章なんか、明らかにピアノのほうが目立っています。
一般的には「名曲」と呼ばれていますが、個人的にはちょっとピンとこない作品。
このCDはチェロの音が大きめに録られているみたいで、いちおうチェロ・ソナタに聞こえるのは慶賀の極み。
しかし、グリモーの流麗で輝かしいピアノが、やっぱり印象に残ります。

ドビュッシーのソナタは好きな曲です、渋いけど(←しつこい)
猫の目のようにくるくると変わる楽想を、二人が楽しげに追い掛け回しているような演奏です。
とくに第3楽章の躍動感は輝くばかり、これは名演。

ソル・ガベッタは、ショスタコーヴィチのソナタを2008年に録音したばかり
早くも再録音とは、よほどこの曲が好きなのでしょうか。
前の録音より速めのテンポで、さらりとスリムなショスタコーヴィチとなっています、やっぱり渋いけど。
旧録音の重厚さ・深刻さも好きですが、新録音の軽さも捨てがたい。
2枚のCDを聴き比べて「ふふふ」と楽しげな笑みを浮かべたら、あなたも怪しいショスタコーヴィチ・マニアにしてガベッタ・マニア(←おまえくらいじゃ)

 

(2012.11.1.)

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