エレーヌ・グリモー/バッハ
(2008年)
Amazon.co.jp : Helene Grimaud : Bach
以前、このエントリーで、最近泳ぐまえに「VAAM」を飲んでる、というお話をいたしました。
ホントに効果があるのかどうか、半信半疑なことも書きました。
さて数日前のこと、仕事を終えて「さあ泳ぐべ」と、「VAAM」をグビグビ飲んで、いざプールへ。
ところが、入り口には「臨時休館」の張り紙がっ!
がっくりと膝まで肩を落として家に帰ったところ、なんと、しばらくすると身体が自然に汗ばんできて、
ついにはカッカとほてってくるではありませんか!
「ああぁ、この身体の火照りをなんとかしてくれー!!」(←変態かおまえは)
思わず家から飛び出して、自転車で近所を30分ほど走り回りました。
われながらかなり不審だったような・・・。
それでも足りずに帰ってから腹筋運動までしてしまいましたがな。
やはり効果あるんですね「VAAM」!。
飲むだけで代謝が上がって身体が汗ばんでくるとは。
ひょっとしてこれを飲むと寒さ知らずかも!
でも後で汗が冷えると、かえって風邪ひくな、多分。。。
さて、気分を落ち着かせて聴くのは、若くしてすでに巨匠の風格を漂わせるピアニスト
エレーヌ・グリモーのバッハ・アルバム。
リスト、ブゾーニ、ラフマニノフによる編曲モノをまじえ、考え抜かれた選曲と構成であります。
メイン・ディッシュは、チェンバロ(ピアノ)協奏曲第1番 BWV1052(弾き振り)と、ブゾーニ編曲による「シャコンヌ」の2曲。
協奏曲での弦楽合奏はかなり控えめ。
合奏部がこれほど聴こえないこの曲の録音ははじめて聴きましたが、もちろん意識的ですよね。
あくまでもグリモーのピアノを聴くアルバムです。
実際、華麗で繊細なピアニズムが満喫できます。
(このCDの演奏ではありません)
そして白眉は「シャコンヌ」。
私は高橋悠二とシェーラ・チェルカスキーとファジル・サイのCDを聴いたことがあります。
速めのテンポで正確無比&クールに音を刻む高橋、ピアノをたっぷり鳴らしてロマンティック・ピアニズムの粋を聴かせるチェルカスキー、
軽やかで即興的で感覚的、とにかくノリのよいサイ、どれも素晴らしい演奏です。
で、今回のグリモーは崇高かつドラマティック、敬虔な祈りのような演奏でした。
クライマックスでは音の大伽藍を見る思いです。
いやあー、こんなに深くて大きな曲だったんですね!!
ピアノの機能と表現力を最大限に引き出し、重厚で色彩的。
原曲に勝るとも劣りません! ブゾーニ偉い!! グリモー凄い!!
(このCDの演奏ではありません)
さて、ところで「VAAM」に効果があることはめでたく判明いたしました。
残された謎は、にもかかわらず私の体重と体脂肪がいっこうに減らないことです。
な〜〜ぜ〜〜? (←食べすぎ飲みすぎのせいに決まっとろーが!)
(08.11.12.)