Chasing Pianos
ヴァレンティナ・リシッツァ・プレイズ・マイケル・ナイマン
Valentina Lisitsa Plays Michael Nyman
(2014)



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今年もチェロの発表会が近づいてきました。
といってもまだ2か月以上あるんですが、日程が決まるとなんだか焦ります。

曲目は、バッハ/無伴奏チェロ組曲第3番から「ブーレー&ジーグ」 を選びました。

  You Tube/無伴奏チェロ組曲第3番からブーレー

  You Tube/無伴奏チェロ組曲第3番からジーグ

え、こんな難しい曲弾けるのかって?

  弾けません・・・・・・まだ

これから練習します!
2か月もあるのだからなんとかなります! たぶんなると思う。 なるんじゃないかな?
まあちょっと覚悟はしときます。


さて、超絶技巧と爆演がトレードマークの人気ピアニスト、ヴァレンティナ・リシッツァ
新作はなんと、マイケル・ナイマンの映画音楽集。

 音符、少ない・・・。

超絶技巧ありません、爆演しようにもできません。
まあ彼女も、爆演爆演言われすぎて、うんざりしていたのかも。
「ここらでいっちょ新境地見せとかなあかん、飽きられてまうで」 と思ったのかな。
清流のようなリリシズム、繊細なハーモニー、潤いのメロディを、体育座りで静かにかみしめましょう。
豊かな表現と深い感情のこもった耽美な音楽を堪能です。
しかしヴァレンティナ、音符の少ない曲ばかりでストレスたまらなかったのか心配です。
収録後にリストやラフマニノフを弾きまくって発散してたりして。

さてナイマンが音楽を担当した映画で私が観たことがあるのは、ピーター・グリーナウェイ監督の「ZOO (A Zed and Two Noughts)」「コックと泥棒、その妻と愛人」だけ。
どちらも気持ち悪い映画だったなあ〜。
私ごときの理解を超える芸術的かつ前衛的な映画でした。
しかしナイマンの音楽は、透明で詩的でじつに私好み。

全25トラック中、10曲までが、「ピアノ・レッスン(The Piano)」(1993)という映画の曲。
ホリー・ハンターがアカデミー主演女優賞を受賞した、ジェーン・キャンピオン監督によるヒット作。
しかし私は観てません。
あの有名な浜辺でピアノを弾くシーンに、「そんなとこに置いたらあっという間にピアノ線が錆びるやんか!」と突っ込む自分を抑えられそうもないので観なかったのです(なんじゃそりゃ)。
しかし音楽はさすがに綺麗です。

 

綺麗すぎて眠くなります。
今日も寝る前にベッドで聴こうと思います。
さて、何曲目で寝てしまうかな〜。
実を言うと、まだ最後まで聴き通せていないのですが、まあいいや、気にしナイマン、もとい気にしないもん!

 映画「ピアノ・レッスン」より
 

(2014.4.12.)


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