リンダ・ロンシュタット/風にさらわれた恋
Linda Ronstadt/Hasten Down the Wind
(1977)



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12月1日は、風が強い一日でした。
私の住むうどん県でも、瀬戸大橋を渡るJRが止まるほどの強風が吹き荒れました。
明日からは気温もぐんと下がるそう、どうやらこの風が冬将軍を連れて来たようです。

さて「風」といえば思い出す大好きなアルバムが、

 リンダ・ロンシュタット/風にさらわれた恋 Linda Ronstadt/Hasten Down the Wind (1977)

じつは私も毎日ヴァインベルクやらウストヴォルスカヤばかり聴いてるわけではないのです。
ロック、ポップス大好きです、リンダ・ロンシュタント(1946〜)は大ファンです。
過去に、”Simple Dreams" "Dedicated to the One I Love" を取り上げたことがあります。

「風にさらわれた恋」は、リンダ・ロンシュタットの最高傑作にあげる人も多い名盤で、素晴らしさは折り紙つき。
なんつっても色っぽいジャケット写真がまず素晴らしい。
LPだと本当に綺麗でした(実家のどこかにまだあるかな)。

そして「声とは腹の底から出すものなのよ!!」と言わんばかりの朗々たる声の力
ジャケット眺めながらレコードに針を落とし、大きめのボリュームで”Lose Again”の冒頭を聴いた瞬間、ガーンとやられた若き日の私。
1ラウンド・0分3秒 KOされました。

 

12曲中、カーラ・ボノフの作品が3曲収められているのも目を引きます。
しかもカーラの曲はアルバムの最初と最後を飾り、すこぶるつきの名曲ぞろいときたもんだ。
このアルバムで初めて「カーラ・ボノフ」という名前を知り、アルバムを買い求め、そのままカーラ・ファンになった人も多かったはず(私もそう)。

収録曲はバラエティに富んでいます。
ポップス、バラード、カントリー、ロックンロール、ジャズ、ゴスペル、ア・カペラ、ラテン(スペイン語の歌も1曲)など、
一見ごちゃごちゃなんですが、なぜかアルバムとしてきちんとまとまっています。

バック・ミュージシャンもそうそうたるメンバーが集結、リンダ自身も曲作りに加わるなど、
才能あるシンガーが脂がのりきった時期に、全精力を傾けて作り上げた傑作アルバム、いまでも聴きほれてしまいます。

 Someone to Lay Down Beside Me
 

なお、リンダ・ロンシュタットは2011年、歌手活動からの引退を宣言、惜しまれながら表舞台から姿を消しました。
2013年にはパーキンソン病に罹患していたことを公表しています。
麗しい歌声をCDで聴きながらも、時の流れの残酷さを感じないわけにはいきません。

(2014.12.2.)




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