Camera Obscura/Let's Get Out of This Country(2006)
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Tower@jp : Let's Get Out of This Country
R.I.P.Carey Lander (1982〜2015)
カメラ・オブスキュラのキーボード&コーラス担当、キャリー・ランダー Carey Lander が骨肉種のため昨年10月に亡くなっていたことを今頃知りました。
先日はデヴィッド・ボウイが亡くなったし、その少し前はピエール・ブーレーズが亡くなり、
なんだか最近、追悼記事ばかり書いてる気がします。
それにしても享年33歳はあまりに若い。
リーダー、トレーシーアン・キャンベルのリード・ヴォーカルが低めのアルト、それにソプラノでからむキャリー、良いハーモニーでした。
今日は彼らのアルバムで一番好きな、Let's Get Out of This Country を聴いています。
2006年発表のサード・アルバム。
ノスタルジックでアコースティックなドリーミー・サウンドが心地良いです。
1曲目の"Lloyd, I'm Ready To Be Heartbroken"の、湧き立つようなキャッチーさ、ノリの良さにいきなり持っていかれました。
ゆるふわポップスという感じですが、歌詞は少々暗くて屈折してます。
タイトルナンバー"Let's Get Out of This Country"なんて、軽快な曲調にもかかわらず、「さあこの国から出て行こう、私は自分にうんざりなの」ですからね。
現在までに5枚のアルバムを発表しているカメラ・オブスキュラ、
アルバムはどれも安定の仕上がり、地味といえば地味、ワンパターンといえばワンパターンなんですが、
このグループのサウンドが好きなファンには、裏切られることのない安心感があります。
キャリー・ランダーが亡くなったのは悲しいですが、これからも活動続けてほしいものです・・・。
(2016.01.18)
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