アルヴォ・ペルト/鏡の中の鏡



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<曲目>
鏡の中の鏡(ヴァイオリン&ピアノ版)
アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲(ピアノ独奏のための)
アリーナのために(ピアノ独奏のための)
鏡の中の鏡(ヴィオラ&ピアノ版)
モーツァルト=アダージョ(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
鏡の中の鏡(チェロ&ピアノ版)



このところまた忙しモードに入っておりまして、先週の土日はどちらも仕事。
泊まりの仕事もあったりして、なかなか休めません。

最近職場でも疲れて仕事中にボーッとしていたりしますが、もともと普段でもボーッとしているので、まあ同じですね。

こういうときは、聴くだけで疲れが取れるCDでも聴くことにいたしましょう。


ちょっと前に、ECMレーベルのアルヴォ・ペルト作品集「アリーナ」をご紹介しましたが、
このたび、クラシック界の廉価盤ブルドーザー、ブリリアント「鏡の中の鏡」「アリーナのために」を含むペルト作品集をリリースしました。
新録音です。
しかもこちらのほうが曲数が多いうえに圧倒的に安い!
いやー、これはECM、苦戦ですねえ。


「鏡の中の鏡」は、ご丁寧にもヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの3つのヴァージョンが収録されています。
曲に関しては、以前書いた「アリーナ」の記事をご参照ください。
何度聴いても、いつ聴いても、気持ちいい曲です。
「癒し」という言葉を安易に使うのは好きではないのですが、これはやはり癒されます。
それにしてもシンプルな音楽。
こんなに単純な、音の少ない曲で簡単に癒されてしまう自分って、・・・・・うーん、なんか負けたような気がするぞ。

 アルヴォ・ペルト:鏡の中の鏡(チェロ・ヴァージョン)
 

噂ではフルート・ヴァージョンも存在するらしく、また違った魅力がありそう。
尺八ヴァージョンなんかも面白いかも・・・(←悪ノリ)。


「アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲」も、シンプルで美しい曲。
ほとんど「手抜きちゃうんか!」と突っ込みたくなるくらいですが、少ない音符で心にしみる曲を作るのは、難しいことなのでしょう。
もちろん演奏するのも。


そして、「アリーナのために」の、凛としたたたずまい。
聴いていると心が飛びます。
枯れ山水を眺めながら座禅を組んでいる気分。
ハロルド・バッドの環境音楽とも通じるものがありますね。
なお、ECM盤は10分余りのヴァージョンでしたが、本盤に収録されているのは3分半のショート・ヴァージョン。
「アリーナのために」は、作品としてはわずか1ページの楽譜であり、それを「任意の回数繰り返す」ように指定されているのです。
だから、その気になれば何時間でも弾き続けることが可能なわけです。

 

「ヴァイオリン、チェロ、ピアノのためのモーツァルト・アダージョ」は初めて聴く曲。
ピアノ・ソナタ K.280 の第二楽章を自由にアレンジした作品。
ときどき遠慮気味に響く不協和音が美しいです。


いやー、気持ちいいです、疲れが取れます。

言うことないのですが、ただひとつの欠点は、
勤労意欲が根こそぎ奪われてしまうことです。。。


(10.4.26.)

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