アルヴォ・ペルト/ピアノ作品集
(ラルフ・ファン・ラート:ピアノ ほか)



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<曲目>
2つのソナチネ Op.1
 パルティータ Op.2
アリヌシュカの癒しによる変奏曲
アリーナのために
アンナ・マリアのために
ピアノと管弦楽のための「ラメンターテ」


最近ちょっとカクテル熱が再燃しています。

以前ふと思いついて酒と道具を買いそろえたものの、やがて飽きてしまい、
たまにジン・トニックを作る程度になっていたのですが、先日ニョウボが業を煮やし、

 「このいろんな酒ビン邪魔! 飲まないんだったら捨ててよ!」

 「の、飲みますっ! 飲みますともさっ!!」

・・・というわけで、いやおうなくまたカクテル作り始めたわけです(どこが「再燃」やねん)。
でもやってるとそれなりに、楽しく美味しく面白く、うーん、空になったらまた買っちゃうかも(←怒られるぞ)。

基本、晩酌として飲んでますので、マルガリータ片手にさんまの塩焼き食べたり、ギムレット飲みながら肉じゃが食べたり、
サイドカーすすりながらギョーザぱくついたりしてます。

え、変ですか・・・・?
意外といけますよ、晩酌にカクテル!
バーでは絶対できない飲み方ですしねっ!!

ま、食後にこんなCD聴きながら飲んだりもしてますけど。

アルヴォ・ペルト/ピアノ作品集

アルヴォ・ペルトの音楽は過去に、”アリーナ””鏡の中の鏡”をご紹介したことがあります。
静寂に満たされた瞑想的で透明な音世界、一度はまると抜け出せない独特の吸引力。
「聴くだけで悟りが開けそう」と評判です。

しかし、このCDにはちょっとびっくり。
初期の作品である「ソナチネ」「パルティータ」の、メカニカルなユーモア、機知に満ちた展開。
なにより音が多い! テンポが速い!
いつものペルトじゃないっ!
初期はこんな曲作ってたんですねー。

 パルティータ
 

「アリヌシュカの癒しによる変奏曲」「アリーナのために」「アンナ・マリアのために」は、
ペルト得意のティンティナブリ(鈴の音)様式による名曲。
静寂の中で冴えわたる鈴の音に、静かに耳を澄ましましょう。
この世界に至るまでに、いろいろ試行錯誤があったのだなあ・・・、と普段以上にしみじみしながら聴きました。

 アリーナのために
 

ラストの「ピアノと管弦楽のための『ラメンターテ』」(2002)は、10楽章からなる35分のピアノ協奏曲。
うごめく低音から虚空をつんざく高音まで、静寂な祈りから戦闘的な狂騒まで、幅広い表現を駆使した大作。
それでいてペルト以外の誰でもない特徴が刻印されていて、聴く者の耳をとらえて離さない魅力と緊張感に満ちています。
一言でいえば「傑作」。
ペルト健在なりを印象付けられました。
これはロンドンのテート・モダン(近代美術館)にある、 Anish Kapoorというアーティストの”Marsyas”という巨大なインスタレーションにインスパイアされた曲だそうです。
馬鹿でかい真紅のラッパみたいな代物ですが、直に見ると感銘も大きいのかな。
この造形物がどうしてこういう音楽になるのかはよくわかりませんが、良い曲なのでまあいいか。

 ラメンターテ より
 

(2014.8.22.)

Marsyas



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