ガルッピ/弦楽のための協奏曲(全7曲)
(アンサンブル・スティルモデルノ 2014録音)



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姿のよい音楽


18世紀にヴェネツィアで活躍した作曲家、バルダッサーレ・ガルッピ(Baldassare Galuppi, 1706〜1785)。
同じくヴェネツィアの有名作曲家ヴィヴァルディより30年ほど後の生まれ。
ヴィヴァルディの宿敵、ベネディット・マルチェッロの弟子らしいです。

以前、この人のハープシコード協奏曲集ハープシコード・ソナタ集を取り上げたことがありますが、どちらも素晴らしく、
名前は妙だけどタダモノではないぞと思っておりましたところ、
「弦楽のための7つの協奏曲」のCDが出ているのを知りさっそく注文。

 やっぱり良かったー!

とにかく優雅で美しい。
洗練されたメロディ、抑制が効いた細やかな感情表現の魅力的なこと。
速い楽章の軽やかさ、短調楽章での心のひだに分け入るような哀感、私の好みのど真ん中です。

 

正直、ヴィヴァルディの「弦楽のための協奏曲」に比べると、「華麗さ」「キャッチ―さ」「刺激」には欠けると思います。
ただし代わりに「優美さ」「上品さ」「洗練」といったうるおい成分が多めに配合されています。
(い、いえ、決してヴィヴァルディが下品でうるおいがないってわけじゃなくて・・・)

「姿のよい音楽」、というのでしょうか。
派手ではありませんが、繰り返し聴いて飽きません。
聴くほどに丁寧にきちんと作られた音楽であることが感じられ、好感度上がります。
(い、いえ、決してヴィヴァルディがきちんとしてないとか書き飛ばしてるってわけじゃなくて・・・)

バルダッサーレ・ガルッピ、この人素敵っす!
その本領はオペラ・ブッファをはじめとする声楽曲にあるそうです。
これは、ちょっと聴きこんでみようかな・・・。
なんだかまた深みにはまりそうな予感が。

(2016.05.04.)


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