ブライアン・イーノ/ドラムス・ビットウィーン・ザ・ベルズ
Brian Eno/Drums Between The Bells
(2011年)




Amazon.co.jp : DRUMS BETWEEN THE BELLS [解説付/ 国内盤]

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Tower@jp : Brian Eno/ドラムス・ビトウィーン・ザ・ベルズ<通常盤>


年をとると、若いころよく聴いた音楽が、わけもなく懐かしくなったりするのであります。
わが青春時代をいろどってくれた(いろどるほどの青春ではなかったとの説もあるが)アーティストたち、
たくさんいますけれど、たとえばブライアン・イーノ (←変ですか?)

ブライアン・イーノ(1970年代) ブライアン・イーノ(2010年)


なんと言うか、時の流れって・・・・・・(涙)。
髪は長〜い友達ですねえ・・・。

しかし、彼が1970〜80年代に発表した一連の環境音楽(アンビエント・シリーズ)にはハマったなあ。
"Music for Airport" "Plateaux of Mirror""Thursday Afternoon" などの名作は、
身体の奥深く、ダシのように沁みこんでいる気がするほどです(←おでんの具かおまえは)
私の精神の三分の一くらいは環境音楽でできています、たぶん。
ときどき「いてもいなくても気がつかない」と言われるのはきっとそのせいでしょう。

ブライアン・イーノ、最近はコールドプレイのプロデューサーとして有名らしいです。
コールドプレイを1曲も聴いたことない私が言うのもなんなんですが、とにかくそうらしいです。
かつてはトーキング・ヘッズU2など、名だたるバンドのプロデューサーでもありました。
腕利きなんですね。

いっぽう、イーノ自身の活動としては2010年、数年ぶりにアルバム"Small Craft on a Milk Sea"が発表されたと思ったら、
1年もたたないうちにこの "Drums Between The Bells" が登場。
イーノさん、どうやらスイッチが入ってしまったようですよ。

本作のコンセプトは、ポエトリー・リーディング+アンビエント・ミュージック
環境音楽風サウンド・コラージュにのせて、リック・ホランドという詩人の詩が朗読、というかつぶやかれます。
ヴォイスは、イーノ自身の場合もありますが、ほとんどは他の人。
あえて英語を母国語としない人も起用しているそうで、そのほうが言葉の響きが面白いんだとか。

 Pour It Out
 

音楽はビートのきいたロックっぽいトラックあり、点描風抒情サウンドあり、リズミカルなミニマルありと多彩。
知的で凝りに凝ったサウンドは、側頭葉あたりをツンツクツンと心地良く刺激してくれます。
出てます、いい脳波出てますよこれは〜。

私は2枚組の限定デラックス版を買ったのですが、
2枚目は朗読を除いたインストゥルメンタル・ヴァージョン(曲順変更あり)です。
つまりカラオケですね。
うーむ、もともとヴォイスをのせることを前提として制作された音なので、やや物足りない気も。
しかし余計なイメージが排除され、環境音楽としてはこのほうが良いのかな。
美術館や科学映像などのBGMに使えそうです。

  ・・・しかし本音を言うと2枚組買って損したと思わないでもない。

(2011.11.19)




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Tower@jp : Brian Eno/ドラムス・ビトウィーン・ザ・ベルズ<スペシャル・エディション盤>


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