TONERICO/Valkyrie Notes (2024)



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Tower : TONERICO/Valkyrie Notes

Unlucky Morpheus のヴァイオリニスト・JILLと、ロック・ヴァイオリニストの星野沙織によるユニット"TONERICO"のアルバム

 Valkyrie Notes

2台のヴァイオリンでロックを奏でるという、ほかではあんまり聴けないサウンド。
全曲インストルメンタル、すべて新曲です。

 jinXnij
 

ツイン・ヴァイオリンがヴォーカルの代わりを務めるロック・アルバムって感じかなあと聴きはじめたのですが、
高速アルペジオとか重音とかフラジョレットとか超絶技巧の満艦飾全部載せで、これはやっぱりヴァイオリンでないとできない音づくりですね。
しかもツイン! ニバイ、ニバイ!ですよ(←古い)
艶やかな音、水際立ったテクニックは素晴らしく、「ヴァイオリン・ロック」という新しいジャンルを切り開こうとしているようです。

 十六夜 (星野沙織作曲のバラード調の曲。途中から盛り上がります)
 

ただどの曲も響きがわりと似通っていて、正直区別がつきにくかったりします。
ヴァイオリン2台だけの無伴奏曲や、アコースティック・ナンバー、ヴォーカルが入る曲が1〜2曲あっても良かったかな〜
と思わないでもありませんが、それを言っちゃいけませんね(言うとるがな)。
でも聴いているうちにだんだん曲の区別はつくようになってきました!

 Chateau des trompe-l'oeil (軽快なメタル調ロックナンバー)
 

アルバムのトーンはロマンティック&ゴシック。
ユニット名の「トネリコ」(トリネコではない)は北欧神話の世界樹を意味するし、
アルバムタイトル「Valkyrie Notes」は「ワルキューレの音符」でやっぱり北欧神話。
曲名も「The Gate of Valhara」「Yggdrasill(ユグドラシル)」などと、どっかのロックグループと共通する世界観が。
それもそのはず、Unlucky Morpheus のギタリスト・仁耶がミックスとマスタリングを担当したそうです。

 The Gate of Valhara (J-POPっぽいメロディが親しみやすい曲)
 

(2024.04.27.)

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