Unlucky Morpheus/evolution (2022)
Tower : Unlucky Morpheus/evolution
たまに身も心も爆音にまみれたくなるときがあります。
そんな時は Unlucky Morpheus を聴くに限るであります。
"M" Anthem
2022年発売の最新アルバム"evolution"をガンガン鳴らしながら田舎道を制限速度でぶっ飛ばすとしましょう(←ぶっ飛ばしてない)。
安全運転、大事ですから。
めちゃくちゃ完成度の高いメロディックパワーメタルロック。
どことなくクラシカルな香りが漂い、クラシック音楽ファンにも刺さりそう。
"M" Revolution
Fuki の張りと艶のあるボーカルを聴くと、体温が0.5度くらい上がって若返る気がします。
唯一の不満は、Jillのヴァイオリンをフィーチャーしたインストルメンタル曲”Wer ist Faust?”が短すぎることでしょうか。
魅力的なテーマが呈示されますが、全く展開されずに終わってしまいます、残念。
もちろんJillのヴァイオリンはアルバム全曲で重要な役割を果たしますが、この音色をフロントでもっと味わいたかったな。
Wer ist Faust?
紫煉と仁耶のツインギターのキレもすざまじく、たとえば”Serene Evil”の2:48からの間奏は、技巧的なバロック・コンチェルトのようです。
なお紫煉は、全ての曲の作曲者でもあります。 作詞は基本的にFuki(一部紫煉)
Serene Evil
最後は唯一のバラード曲「夢幻」。
映画のタイトルバックのようにアルバムの余韻をかみしめます。
夢幻
バロック音楽との共通点がそこかしこに感じられます。
このところバッハとUnlucky Morpheusを交互に聴いてても違和感を感じないのは私だけ・・・でしょうか?(←お前くらいだよ)。
"M" Revolution (ライブ・バージョン)
(2022.05.28.)
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