坂本龍一作品集〜ピアノ三重奏による
(三浦友理枝:ピアノ 川久保賜紀:ヴァイオリン 遠藤真理:チェロ 2019年)

Amazon : ピアノ三重奏による坂本龍一曲集
今年(2026年)の梅雨は、よく降ります。
私が住むうどん県は空梅雨が多く夏は毎年水不足、乾いてひび割れた地面を原住民が「水、水をくれえ〜」とのたうち回るのが夏の風物詩となって久しいですが、
今年は水はたっぷりな模様、むしろ大雨続きで水害が心配。
さて「雨にちなんだ曲」はいろいろありますが、たとえば坂本龍一の「RAIN」。
映画「ラスト・エンペラー」で、溥儀の第二夫人が雨の中、ひとり屋敷を去ってゆくシーンの音楽。
サウンドトラックも素敵ですが、このピアノ三重奏ヴァージョンもシンプルながら味わいがあります。
柔らかい雨が路面をしっとりと濡らしてゆく感じ。
アレンジは坂本龍一本人。
このアルバムは、坂本龍一のナンバーを、作曲者自身によるピアノ三重奏アレンジで収録した一枚。
坂本龍一自身がピアノを担当した「1996」というピアノ三重奏アルバムがすでにあるのですが、
三浦友理枝(ピアノ) 川久保賜紀(ヴァイオリン) 遠藤真理(チェロ)という超一流演奏家を起用することで、
楽曲の新たな魅力を掘り起こそうという試みでしょうか。
シェルタリング・スカイ (格調たか〜)
なお「1996」には16曲が収録されていますが、このアルバムは6曲のみ(34分)、少なっ!
3人の超一流演奏家のスケジュールがあまり押さえられなかったのか。
でも私は演奏者のファンなので、こちらを聴くのであります。
戦場のメリー・クリスマス
作曲者によるスコアはかなりシンプルで、響きの美しさをじっくり味わう系。
そしてこのアルバム、テンポは基本的にゆっくりめ。
いずれ劣らぬ腕達者の演奏者たちですが、ヴィルトゥオジティをあまり発揮できなくて欲求不満かな?
でもまあこういう落ち着いた音楽も良いものです。
(2026.06.26.)
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