For Mr. Lawrence/坂本龍一ピアノ曲集
(イェローン・ファン・フェーン:ピアノ)
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毎年、年末にチェロの弦を交換することにしています。
チェロを習い始めたころ(10年前)は四苦八苦したあげくに新しい弦を切ってしまうという地獄を見たこともある私ですが、
多少は慣れたのか20分くらいで張替え作業完了!
弾いてみると、やっぱり新しい弦はいいなあ、気のせいか上手になったような気がするぞ!(←もちろん気のせいです)
そこに届いたこのCD、
For Mr. Lawrence/坂本龍一ピアノ曲集
先日アマゾンで、
「お、ブリリアント・レーベルから坂本龍一が出ちょる。日本人としてこれは買うべきぜよ、日本の夜明けぜよ!」(←それは坂本龍馬)
と何気なくポチッとしたアイテムです。
袋から取り出すとずっしり重い・・・。
なんと5枚組でした!
坂本龍一にCD5枚分ものピアノ曲があるんですね。
「戦場のメリークリスマス」くらいしか知らない私、びっくりぜよ!
あ、YMOの名曲「Tong Poo」が入っているぞ、これは知ってます、懐かしいですYMO。
「ソリッド・ステート・サバイバー」をLPが擦り切れるまで聴いたなあ。
テクノカットなんて髪型も流行ったっけ。
残念ながら「ライディーン」は入っていません(高橋幸宏の曲らしい)。
知ってる曲は少ないけれど、感性豊かな響きの金太郎飴、したたる抒情の詰め合わせ。
「Rain」(映画「ラスト・エンペラー」より)は、シンプルだけど疾走感のあるアップテンポ・ナンバー、静かな中間部との対比が鮮やか。
「1919」という曲はミニマル・ミュージック風。
ミニマルだけどライヒともグラスとも違う坂本龍一独自の世界、痙攣するようなパルスが心の弦をはじいて酩酊感を誘います。
正直まだ全部は聴いていないのですが、これは相当に聴き応えがありますね (なにしろ5枚組)。
「エナジー・フロウ」なんて久しぶりに聴きました。
透明で硬質な情緒が流れ出してオッサンの汚れた心も洗われるようです。
コロナ禍の正月休み、これ聴きながら本でも読んで過ごそうかと思います。
どこにも行く予定はないし、娘たちも帰省しないので、ずっとニョウボとふたり。
・・・正直間が持たんわ・・・
「シェルタリング・スカイ」のテーマ
(2020.12.30.)
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