オーフラ・ハーノイと仲間たち
(Ofra Harnoy and riends)




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これは楽しいチェロ・アルバム


オーフラ・ハーノイといえば、1980〜90年代に人気のあったチェリスト。
でも最近さっぱり名前を聞きません。
ネットで検索してもヒットしません、もう活動していないのかな〜。

このCDは、2012年にマイナーレーベルから発売された、ハーノイ久々のアルバム。
といっても新録音ではなく、1984年から1996年の音源で、おそらく今までCD化されてなかったものを集めたもの。
チェロケースに貼られたステッカーに「網走」とあるのが目を惹きます。

チェロの曲を集めたCDといえば、「愛の挨拶」「熊蜂は飛ぶ」「ヴァカリーズ」といった曲を連想しますが、このCDはひと味違います
ごちゃ混ぜというか、種々雑多というか、おもちゃ箱をひっくり返したような内容は良い意味でカオス。
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲、バス―ンとのデュオ、オーボエとのデュオ、フルートとのデュオ、クラリネットとのデュオ、チェロ二重奏、なんとチェロ伴奏の歌曲まであります。
しかも珍しい曲ばかり、珍曲好きの血が騒ぎます。

 ヴィヴァルディ/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 RV.546
 モーツァルト/チェロとバスーンのためのソナタ K.292
 ボザ/チェロとオーボエのための5つのコントラスツ
 オッフェンバック/序奏とメランコリックなワルツ
 スティーヴンス/2台のチェロのための5つの二重奏曲
 ベートーヴェン/クラリネットとチェロのための二重奏曲 WoO 27-3

・・・などなど、たっぷり79分収録。
シブイ選曲です! 攻めてます!
ていうか、スティーヴンスって誰じゃ?
スタジオ録音もライヴ録音もいっしょくたで、1990年の東京でのリサイタルのアンコールも収録されています。

とにかく楽しいです。
目先が変わって退屈しませんし、どれも良い曲ばかり。
そしてハーノイのおおらかでのびやかなチェロ。
うたごころにあふれた、ナチュラルでエモーショナルな響きを堪能しました。
彼女のチェロは必要以上に重くならないというか、どこか飄々とした軽快さが魅力です。

 オーフラ・ハーノイ・ライヴ(2011.01.17)
 

なお数年前に、彼女のヴィヴァルディ・チェロ協奏曲&ソナタ集がボックスセットで出ました。
超素晴らしいセットで、いまも愛聴しています。

(2016.11.10.)

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