マンネッリ/トリオ・ソナタ集 作品3
(Ensemble Giardino di Delizie)



Amazon : Mannelli/Trio Sonatas Op.3

Tower : Mannelli Trio Sonatas Op.3

私、コレルリの師匠であります


「この人、一生同じような曲ばっかり書き続けたんだろーな〜」
 と、突っ込まずにはいられない名前。

 カルロ・マンネッリ(1640〜97)

ローマで生まれ育ち、ヴァイオリニスト&作曲家としてとして活躍。
聖チェチーリア教会の楽長を務めました。
アルカンジェロ・コレルリ(1653〜1713)は、しばしばマンネッリの下で演奏し、ときにリーダーも務めたそうです。
コレルリは作品1の楽譜序文でマンネッリのことを 「もっとも影響を受けた教師のひとり」 と述べています。

これはコレルリにも影響を与えたマンネッリのトリオ・ソナタ作品3(1692)、初の全曲録音です。

 

初期バロックらしいシンプルな響きの、上品で流麗な音楽。
まだトリオ・ソナタの型式が定まっていなかった時代。
楽章構成も7楽章だったり4楽章だったり3楽章だったりするし、アダージョが3つ連続する曲もあります。
だが、それがいい!
なんでもありの自由さ、魅力的です。

 ソナタ作品3−3 ト長調 (7つの楽章というか部分からなります!)
 

ヴァイオリンを透明に響かせ、キラリ軽やかに舞い踊る様、麗しいです。
ペーソスを含んだチャーミングな旋律を聴いているだけで気分が落ち着いてくるよう。
このフリーダムでファンタジックな音世界をきちんと交通整理したらコレルリになるんだろうなあ、という感じ。

 ソナタ作品3−12 イ短調 
 

演奏者のEnsemble Giardino di Delizieは、イタリア人女性奏者のグループで、
知られざるバロック・ソナタを紹介することに情熱を傾けている人たち。
バロック・ソナタ・ファンとしては足を向けて寝られません。

忙しさに追われる日々の中で、ぽっかりと空いた時間にバロック・ソナタに耳を傾けると、
心がワープして束の間の物思いにふけってしまったりします。

いやーバロック・ソナタって、たしかにマンネッリなんだけどホントにいいですね!

(2025.12.13.)

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