カルダーラ/スターバト・マーテル、ミサ・ドロローザ
(ルネ・クレマンシック指揮 アウラ・ムジカーレ)

(Naxos 8.554715)


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Tower@jp : Caldara: Missa Dolorosa, Stabat Mater / Clemencic, et al


全国の「スターバト・マーテル」ファンの皆様こんにちは。
「スタバ」といえば「スターバックス」じゃなくて「スターバト・マーテル」を思い浮かべる、スタバ大好き木曽のあばら屋でございます。

題材からして、作曲者も真剣にならざるを得ないのでしょうか、「スターバト・マーテル」には名曲が多いですね。
もちろん最高はペルゴレージ(1710〜1736)ですが、このたび掘り出し物を見つけました。

ヴェネツィア生まれのアントニオ・カルダーラ(1670〜1736)です。
ヴィヴァルディ(1678〜1741)とは同郷でほぼ同世代。 おまけに名前も同じアントニオ。
もっとも、カルダーラは1699年からマントヴァ、1709年からはローマで活躍し、
1716年にはウィーンの宮廷副楽長に就任、そこで一生を終えたそうですから、
地元ヴェネツィアで活動したヴィヴァルディとの接点はあまりないようです。

多作家で、約90曲のオペラ、約50曲のミサ、40曲のオラトリオ、300曲以上のカンタータ・・・
少なく見積もって、2000曲以上の作品を書いたそうです。 信じられん・・・。

「スターバト・マーテル」は、美しい旋律とハーモ二ーが満喫できる、25分ほどの曲。
4人の独唱者+合唱+合奏+オルガンという重量級編成ですが、その響きは不思議なほどに透明です。
決して激することなく、全編にほのかな哀しみを漂わせた静かな音楽。 しみます〜。
しかしこの編成の大きさは、ちょっと不利ですね。 あまり演奏されないのも仕方がありません。
もっと有名になってしかるべき作品であり作曲家だと思うのですが。

 

そして、それ以上に気に入ってしまったのが、併録の「ミサ・ドロローザ(悲しみのミサ)」
汲めども尽きぬ泉のように繰り出される美麗な旋律、天国的なハーモニー、う、美しい・・・。 悶絶。
テキストを細分化し、巧みに雰囲気や編成を変えることで曲に変化を与えます。
部分により独唱、重唱、合唱を使いこなし、書法もヴァラエティに富みながら、全体としては統一性を感じさせる、匠の技
イタリア・バロック宗教音楽として、ペルゴレージのスターバト・マーテルとタメを張れる名曲ではないかと思うんですが。
なおこの曲も、4人の独唱者+合唱+合奏+オルガン、の大編成です。。

 

と、ここまで書いて、「そういえばこのカルダーラって人のCD、前から持ってたような・・・」と気づき、
積ん聴くCDをひっくり返してみると、・・・ありました、「ミサ・レータレ(喜びのミサ)」って曲が。
なるほど、二曲で一対になっているのですか。 しゃれてますね〜。
数年前に買って一度も聴いてないCDだなこりゃ(コラコラ)
さっそく聴いてみるといたしましょう。(もっと早くに聴いとけ!)

(06.2.26.)

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