ヘンデル/戴冠式アンセム
Handel / Coronation Anthems
(ハリー・クリストファーズ指揮 ザ・シックスティーン)


Amazon.co.jp : Handel: Coronation Anthems

HMV : Coronation Anthem 1-4 Christophers / The Sixteen

Tower@jp : Coronation Anthems

下の娘(小6)が、「今日もソツレンかあー、めんどくさいなあー」
と言いながら登校していきます。

「ソツレン?」

「卒業式の練習」のことらしいです。
わたしゃまた小学校でも卒論があるのかと思ってしまいましたよ(←んなわけなかろーが)
さらに短縮して、「ソツレ」とも言うそうで、もう何のことやらわかりません。

まあ、略して短縮するのは日本語の文化
「パソコン」「エアコン」「駐禁」「厚労省」・・・大人もたくさん略しています。

いっぽう上の娘(中2)は吹奏楽部。
中学校の卒業式でいろいろ演奏するそうで、これまた毎日練習。
家に帰ってきては「ピッチが合わんー! リズムが合わんー!」と、わめきながら
アタマをかきむしっています。 禿げるぞ。

まあ式典には音楽があったほうが盛り上がりますよね。

さて、古来より、式典のために書かれた音楽のなかで最高傑作と言われているのが
G・F・ヘンデル「戴冠式アンセム Coronation Anthems」

1727年、ウエストミンスター寺院で行われたイギリス国王ジョージ2世の戴冠式のために作曲されました。
ヘンデルが「水上の音楽」を捧げてご機嫌をとったジョージ1世の息子さんです。

 「司祭ザドク」HWV258
 「汝の御手は強くあれ」HWV259
 「主よ王はあなたの力に喜びたり」HWV260
 「わが心は麗しい言葉にあふれ」HWV261


の4つの合唱曲からなります。
一曲数分から十数分と、短いのもいいですね。

一番有名なのは「司祭ザドク」
いまでもイギリス国王の戴冠式では必ず演奏されるそうです。
また、ヨーロッパサッカー連盟主催の「UEFAチャンピオンズリーグ」で流されるので、ヨーロッパでは誰でも知ってるそうです。

 

このCDは2008年に録音された最新盤で、豪華絢爛・流麗華麗・気宇壮大な演奏が楽しめます。
4つのアンセムの間にオルガン協奏曲や歌劇の序曲など、ヘンデルの器楽曲を(それも華やかなのばかり)挿入し、これでもかというくらい祝典気分を盛り上げます。

こういう、あっけらかーんと華やかで楽しい音楽は、まさにヘンデルの面目躍如。
バッハにはここまで突き抜けた明るさというか能天気さはないですからね。

さあ、あなたも「戴冠式アンセム」を聴いて、気分はセレモニー!(←意味不明)

(09.3.19.)



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