ケイト・ブッシュ/エアリアル(2005)



Amazon.co.jp : エアリアル

Tower@jp : Aerial


ガラッ八:親分、出た、出た、出ましたあ〜!

親分:なんでえ、なんでえ、なにが出たってんだい。 幽霊か、妖怪か、化け物かっ!!

;いえ、ケイト・ブッシュの、「The Red Shoes」以来12年ぶりの新作・「エアリアル (Aerial)」が、ついに出たんでっ!
  しかも2枚組の大作です。

:なーんでえ。 それにしてもケイト・ブッシュ、とっくに引退したのかと思ってたが、
  12年ぶりの新作とは・・・ずいぶんひさしぶりだなあ。

:出るって聞いたときから、もう待ち遠しくて待ち遠しくて・・・、
  おかげで食事は1日3回しか喉を通らねえし、毎晩8時間も床に臥せっておりやした〜。

:そうかい、そいつは難儀だったなあ・・・って、めちゃめちゃ健康的な生活じゃねえか!
  だいたい、いい大人が毎日8時間も寝るなっ!!

:あらぁ〜、お肌の健康ためには8時間睡眠がベストなのよう〜。

:気色悪いやっちゃなー。 とにかく聴いてみようぜ、12年ぶりの新作ってやつを。

 Somewhere in Between
 

:ふーむ、母親になり、47歳になり、ケイトも丸くなりましたねえ。

:確かに昔に比べてふっくらしているよな。

:ルックスだけじゃなくて、サウンドも円満というか、静的というか、抑制が効いてますねえ。
  豪華なミュージシャンを集めて、じっくり製作したらしいんですが、なんともシンプルで渋い仕上がり。
  70〜80年代の、危なっかしくトンガった妖精的世界とはすっかり様変わりしてます。

:確かに刺激的なところはほとんどなくて、BGM風に聞き流しても気持ちいいサウンドだが、
  ケイト・ブッシュ独自の世界というか雰囲気は健在だな。
  1枚目のサブタイトルは「Sea Of Honey」、・・・なるほど海と波のイメージか。
  全体にフラットな印象。 これも計算づくなんだろうな。 普通のポップスやロックとは全然違う作り方をしているみたいだ。

:2枚目の「Sky Of Honey」は、空ですね。 
  鳥の声が聞こえるところなんか「そのまんまやんけ!」って言いたくなりますが、1枚目よりは動的ですね。

:トータルにまとまったアルバムだな。 テーマは「海と空への感謝」か。
  歌詞もまたシンプル。 以前のケイトは、難しい単語やひねった表現を好んで使っていたもんだが・・・。
  なんだか、余裕を感じさせるな。

:一度聴いて「おおっ、これは凄い!」ってアルバムではないですが、惹かれますね。
  何度か聴き返すうちに、じんわりしみこんでくるんでしょうね、きっと。

:ただ、おせっかいかも知れねえが、ケイトの過去の作品をまだ聴いたことがない人は、
  いきなりこの「Aerial」から入ると、肩透かしをくらった気がするんじゃねえかな。
  1st 「The Kick Inside」 2nd 「Lionheart」 3rd 「Never Forever」 あたりを、あらかじめ聴いておいたほうがいいかも。

(05.12.1.)


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