Amazon.cp.jp : Pergolesi: Stabat Mater;; Salve Regina In C Minor
HMV : Pergolesi Stabat Mater/Abbado
Tower@jp : Pergolesi: Stabat Mater/Abbado
来年2010年は夭折の天才ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710〜1736)の生誕300年。
早くもメモリアル・イヤーをあてこんでか、大指揮者クラウディオ・アバドが名曲スターバト・マーテルを再録音しました。
意外と商売人ですねえ。
・・・で、買ってしまいました(←思うツボじゃん)
ロンドン交響楽団との旧盤(1983録音)はロマンティックで典雅で、この曲の代表的名盤の一つに数えられています。
旧盤(1983録音)
Amazon.co.jp : Pergolesi: Stabat Mater
旧盤はやわらかく、ふくよかな演奏というイメージですね。
じつは新盤では、弦楽器を23人から15人に減らしています。
よっぽど予算がなかったんですかねー(←ちがうって)。
透明で純度の高い響きを実現するためですよね、もちろん。
驚くのがリュートの参加。
ポロロン、ポロロン、風情がありますが、
へえー、アバドがスタバトでリュートをねー、使うかー!?
という感じであります。
もう古楽器の世界に足半分突っ込んでるんですかねアバドさん。
そのうちヴィオラ・ダ・ガンバやフラウト・トラヴェルソを使いはじめるんじゃ?
それはともかく、いかにも21世紀のペルゴレージという感じの淡彩画風で透明な音楽、堪能いたしました。
レイチェル・ハーニッシュ、サラ・ミンガルドによる歌唱も清楚で軽やか。
ドラマティック、オペラティックな表現は注意深く避けられています。
カルミニョーラ独奏によるヴァイオリン協奏曲が収められているのも魅力です。
イタリアのまばゆい陽光のような(行ったことないけど)、明朗快活な曲、スタバトとの対照の妙をお楽しみくださいです。
なんでもアバドは来年の生誕300年に向けて、これからペルゴレージのCDを立て続けにリリースする予定なんだそうです。
こ、この商売上手〜。
・・・そして、またまた思うツボにはまりそうな自分がここに。
(09.12.2)
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