スティーヴィー・レイ・ヴォーン/テキサス・フラッド
Stevie Ray Vaughan / Texas Flood
(1983)
 



Amazon.co.jp : テキサス・フラッド~ブルースの洪水

Tower@jp :テキサス・フラッド

春も盛りの四月です。 桜は満開、お花見を楽しむ人々でにぎわっています。
この季節になると、つい考えてみたくなります、そう、

  お花見に最も合わない音楽は何か。 (相変わらずひねくれとるな〜)

やっぱりブルースかな。 (・・・まあ、グレゴリオ聖歌も合わんでしょうが)
ブルースと満開の桜、バーボンの花見酒、テキーラで花見弁当・・・
・・・あれ、なんだか合わんこともないような気がしてきたぞ。

天才ブルース・ギタリスト、スティーヴィー・レイ・ヴォーン(SRV)は、
1990年8月、次のコンサート地へ向かうヘリコプターが墜落し、35歳10ヶ月の生涯を閉じました。
ブルース・ギター界のモーツァルトと呼びたくなります(モーツァルトも35歳と10ヶ月の生涯でした)。
そういえばジャコ・パストリアスも、奇しくもほぼ35歳10ヶ月で亡くなってますね。

生前に録音されたアルバムは4枚、どれも素晴らしいです。
「Texas Flood」はファースト・アルバム。
ぶっとい音で憑かれたように弾きまくるSRV、しゃがれた声で歌い上げ、とても楽しそうです。
やや荒削りながら、この一枚にやっぱりSRVの全てがあるよなあ、と思ったりします。
さらに、ロック方面・ジャズ方面へと、音楽的な幅を広げてゆきながら、その途上での突然の死。 
まさに伝説のギタリスト。

 Texas Flood(LIVE)
 

今日は、ウォークマンにSRVを入れて、公園の桜でも見に行くとしましょうか。
爛漫と咲き誇り、ぱっと散るに、SRVを、重ねてしまいそうです。

 Pride and Joy (LIVE)
 

まさしくブルースの神様だ・・・。

(06.4.9.)


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