ヴァイオリニストの音楽案内

高嶋ちさ子/ヴァイオリニストの音楽案内
（ＰＨＰ新書　２００５年）

最近のクラシック音楽本では、「のだめカンタービレ」の次に笑えました。
若手ヴァイオリニストがクラシックの名曲を紹介するという、よくあるパターンの本。
装丁は無愛想ですが、中身はかなり楽しめます。

家族と一緒に行った、某ショッピングセンターの本屋で購入しました。
家族が買い物している間、ベンチに座って読んでいたのですが、
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第５番「トルコ風」を「トルコかぜ」と読んで、
家中の笑いものになった話で吹き出してしまいました。

実は、高嶋ちさ子さんの演奏を聴いたことは、まだありません。
ただ、ＴＶのインタビュー番組に出ているのを見たことがあります。
子供の頃、諏訪内晶子さんと同じ先生についていたそうですが、
真面目で練習熱心な諏訪内さんに対し、高嶋さんは大の練習嫌い、
お母さんに「晶子ちゃんはすごいわねえ」「あんたも見習いなさい」としょっちゅう言われて、つらかったとか。
「簡単に見習えたら苦労しませんよ～わっはっは！」と豪快に笑っておられました。　面白い人だ。

（０５．１１．２３．）

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