バッハ&ヘンデル/リコーダー・ソナタ
ミカラ・ペトリ(リコーダー)、キース・ジャレット(チェンバロ)
(1991,1992年録音)
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私が子供のころには「縦笛」と呼んでいたものですが、今は小学校でも「リコーダー」と言うのですね。
ムスメたちも一時、授業で使うリコーダーを持って帰ってきて、ピーピー練習してました。
私も刺激されまして、自分用に一本奮発しまして(木製!)、楽譜まで買ったりしまして(ヘンデル!)、子供と一緒に吹いてみたりしましたが、最近はすっかり孫の手代わり。
吹き口のところで背中コシコシ掻いてやると・・・ちょっと痛いな(おいおい)。
さてこれは、モダン・リコーダーの女王、ミカラ・ペトリが、ジャズ・ピアニストのキース・ジャレットと共演したアルバム。
バッハとヘンデルのフルート(リコーダー)・ソナタ集です。
キースはピアノではなくチェンバロを弾いています。
異色の顔負わせですが、スンバラシイ。
ヘンデル:リコーダー・ソナタ ヘ長調 第2楽章 (とても有名な曲。軽快で楽しい!)
キース・ジャレットはニューヨークのリンカーン・センターでミカラ・ペトリのコンサートを聴いて感動、公演後楽屋にペトリを訪ねて「いつか一緒に演奏しよう」と提案しました。
その後、ペトリにヘンデルのソナタを録音する企画が持ち上がった時、ペトリがキースに手紙を書き、このコラボレーションが実現したそうです。
ヘンデル:リコーダー・ソナタ イ短調 第4楽章 (哀愁のアレグロ、リコーダーの硬質な音がよく合います)
ライナーによると、あえて入念なリハーサルはせずに、ほぼ一発録りで録ったようですが、もう嬉しくなるほど生き生きした音楽です。
輝くような音色で自由な装飾を加えて吹きまくるペトリ、負けじと即興的なフレーズでぴったりつけるジャレット。
息の合った、高次元のインタープレイが満喫できます。
バッハ、ヘンデルとも有名な曲が多く、私も複数のCDを持っていますが、「楽しそうに演ってる」という点ではこのCD、ピカイチかも。
バッハのソナタBWV1033の第2楽章、風のように駆け抜けてゆくアレグロの何とスリリングなこと。
これぞ音楽、やっぱりこうでなくっちゃ。
バッハ:ソナタ BWV1033 第2楽章 (なんという爽やかさ!!)
ながらく愛聴しているお気に入りCDです。
ところでバッハのジャケットで、キースの横から顔を出している黒猫は何者? いい味だしております。
バッハ:ソナタ BWV1034 第2楽章 (天上の小鳥のさえずりのよう)
(07.1.6.)
2026年追記:
ミカラ・ペトリは2025年のインタビューで印象に残っている録音について訊かれたとき
「やはりキース・ジャレットとの2枚でしょうか。彼とはバッハとヘンデルを録音しましたが、とても好きなアルバムです。
最近また彼から電話がかかってくるようになって、あの時のレコーディングのことは全部覚えているね、などと話しています」
と述べています。
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