クラフトワーク/The Man Machine
(1978)
ガラッ八:親分こんちは〜。
親分:おや、どうしたんでい今日は。 赤いシャツに黒いネクタイなんか締めやがって、なにかの祭りか?
八:いやあ〜、このCDのジャケットがカッコ良くて、真似してみました。
親:おお、このロシアン・アヴァンギャルド風ジャケット、クラフトワークの「The Man Machine」(1978)じゃねえか!
八:へい、アマゾンで980円でした。 口紅も塗ってみたのよん、ほら。
親:わっ! 気色わるいっ! 寄るな・・・な・・・なにい〜、この名盤が980円!?
八:親分、例によって、昔に高く買いましたね。
親:何度も聴いてモトはとってるからいいんだよ。
テクノ・ポップの最高峰・ドイツの4人組・クラフトワーク、最高傑作とも言われる1978年作品だな。
The Robots
八:音がスカスカなんですけど。
親:リズムパターンだけみたいな音楽だが、決してチープなんて言っちゃいけない。 罰が当たるぞ。
ある意味、余計なものをすべてそぎ落とした、究極のポップ。
八:ピコピコ、キュンキュン、ポコポコポコ。 やっぱりスカスカでチープです・・・でも聴きやすいでやんす。
親:巧みなリズムパターンに覚えやすいメロディ、ストイックでメカニカルでエレクトリックだけど、
なんとなくユーモラスなところが魅力だなあ。 おれも久しぶりに聴き返してみるとするか。
八:あっしは「The Model」って曲が気に入りやした。 思わず口ずさんでしまいますね。
親:俺は「Neon Light」の、のんびり・まったりした雰囲気が好きだなー。
八:ところで、クラフトワークって、まだ活動してるんで?
親:90年代は開店休業状態だったんだが、2003年に17年ぶりのニューアルバム「ツール・ド・フランス」をリリース、
昨年は初のライヴ・アルバム「Minimum-Maximum」を出すなど、完全復活、元気でピコピコしているよ。
八:やっぱりロボットは年をとらないんですね。
親:彼らは人間じゃー!
(06.2.1.)
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