ジャン・ミシェル・ジャール/軌跡(1978)
Jean Michel Jarre/Equinoxe
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ブライアン・イーノ「サーズデイ・アフタヌーン」に続いて、「昔よく聴いたシンセサイザー・ミュージック」シリーズ第2弾??
ジャン・ミシェル・ジャール/軌跡 Jean Michel Jarre/Equinoxe (1978)
全編シンセサイザーによる組曲で、続けて演奏される8つの部分からなります。
全曲35分くらいです。
「軌跡」パート4
この人、「フランスの冨田勲」みたいな立ち位置なのかな?
ただし富田勲がクラシック音楽をアレンジするのに対し、ジャン・ミシェル・ジャールはオリジナル。
30数年前のアルバムですが、丁寧緻密に作られた神秘的で宇宙的なサウンドは、いま聴いても充分鑑賞に耐えます。
聴きながら目を閉じれば、空高く飛翔し星々の間を自由に遊泳している気分に。
それでいてメロディはノスタルジックで、フレンチ・シャンソンぽい要素もあったりします。
「Equinoxe」とは、春分・秋分の「分点」のことだそうで、つまりフランス語では春分も秋分も同じ呼び方をするんですね。
「軌跡」という日本盤タイトルも「?」ですが、まあ翻訳に困った挙句、苦しまぎれにつけたんだろうなあ・・・。
ときどき無性に聴きたくなるアルバムで、何度聴いても飽きません。
私の中では、もはやクラシックと同列、リヒャルト・シュトラウスやレスピーギの交響詩と並び称しても罰は当たらないんじゃないかと思います。
なお、ジャン・ミシェル・ジャール(1948〜)は、
「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」などで有名な映画音楽作曲家、モーリス・ジャールを父に持ちます。
お父さんの曲も大好きな私、二代にわたってお世話になってます。
(2017.1.11.)