レーラ・アウエルバッハ/チェロキー(チェロとピアノのための作品集)
Lera Auerbch/CELLOQUY
(Ani Aznavoorian, cello Lera Auerbach, piano)
Amazon.co.jp : レーラ・アウエルバッハ/チェロキー〜チェロとピアノのための作品集
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<曲目>
チェロとピアノのための24の前奏曲
チェロ・ソナタ
チェロとピアノのための後奏曲
私の住む香川県には、弦楽器の職人さんがいません。
なのでチェロの手入れや弓毛替えは一苦労。
こないだ、高松のヤマハに弦楽器職人さんが出張してくるという情報をゲット、
休日に車を走らせて、1年ぶりに毛替えをすることができました! やったぜ。
はあ・・・、しかし香川で開業してくれる職人さん、いないかな。
うどんおごりますよ!(←安っ)
ところでチェロといえば、現代作曲家・レーラ・アウエルバッハ(1973〜)のこのアルバム、なかなか素晴らしいです。
レーラ・アウエルバッハ/チェロキー(チェロとピアノのための作品集)
メインは、「チェロとピアノのための24の前奏曲」。
以前ご紹介した、「ピアノのための24の前奏曲」 「ヴァイオリンとピアノのための24の前奏曲」 と三部作を形成します。
どんだけ「24の前奏曲」が好きなんだよ! と突っ込まずにはいられません。
しかし万華鏡のように多彩な楽想を自在に駆使するアウエルバッハには、「24の前奏曲」という形式がしっくりくるのでしょうね。
ロマンティックな曲、瞑想する曲、不協和音が連続する曲、ミニマル・ミュージック、疑似バロック・・・。
機知にあふれた曲が次々に登場です。
正直、楽器の性質上、「ピアノのための」「ヴァイオリンとピアノのための」にくらべるとやや渋いですが、内容の充実ぶりは優るとも劣りません!
チェロとピアノのための前奏曲 第2番 (短いけれど激しい嵐のような音楽)
チェロとピアノのための前奏曲 第5番 (チェロによる瞑想をピアノが断ち切る)
チェロとピアノのための前奏曲 第10番 (ピアノのアルペジオにチェロのピチカートがからみつく)
「チェロ・ソナタ」は、スケール大きな密度の濃い音楽。
いやあー、現代音楽です! でも難解じゃない、というか大変オモロイ。
スリリングでドラマティック、21分にわたって緊張が途切れません。
次々に曲想・雰囲気が変わり、チェロの超絶技巧も、朗々とした歌も、特殊奏法による不思議な音色もたっぷり堪能できます。
チェロ・ソナタ 第4楽章 (このテンションの高さ!)
レーラ・アウエルバッハ、カッコいいなあ。
ますますファンになってしまいました。
{2015.12.14)
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