ボッケリーニ/チェロ・ソナタ全集(4枚組)
(ルイジ・プクセドゥ:チェロ)




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今日は珍しく完全オフな土曜日。
仕事場に全然顔出さなくていいなんて・・・こんなにうれしいことはない!
雨模様なので、家でのんびりすることにします。

長女は今日から「卒業旅行」。 
高校に受かった御褒美ということで、おばあちゃんとおじいちゃんに福岡に連れて行ってもらってます。
朝早く起きて出かけて行きました。
いまごろヤフードームで、ソフトバンク対巨人オープン戦を観戦しているはず。
なお長女は、ソフトバンクファンです。

次女は朝から部活。
吹奏楽部の定期演奏会が近いので、休日も弁当持参で終日練習
朝早く起きて出かけて行きました。
なおパートはトロンボーンです。
朝早く起きて弁当作るニョウボも大変です。

・・・結局いちばんヒマそうにしてるのは、一家の長であるこの私ではないですか。
微妙に肩身が狭いんですけど。
まあ、たまにはいいか・・・。

開き直り気味にベッドにひっくり返って聴いてるのは、
ブリリアント・クラシックスから出ているボッケリーニ:チェロ・ソナタ全集
4枚組ながら2000円少々で買えてしまう激安セット。
しかし演奏は素晴らしいです!

ボッケリーニのチェロ・ソナタは、「チェロと通奏低音のためのソナタ」であり、必ずしも鍵盤楽器を必要としません。
このディスクでは通奏低音もチェロが担当、実質的に「チェロ二重奏曲」となっています。
2本のチェロで奏でられる滋味あふれる響き、随所にさりげなく挿入される高度な技巧、優美ですねえ、典雅ですねえ。

 ボッケリーニ:チェロ・ソナタ G4(このCDの演奏ではありません)
 

ルイジ・ボッケリーニ(1743〜1805)は、イタリアに生まれ、スペイン宮廷に仕えた作曲家&チェロ奏者。
チェロの奏法を開拓し、たくさんの作品を残しています。
しかし晩年は失職し、失意と貧困のうちに世を去りました。
その顛末については、以下のような逸話が残っています。

ある日、カルロス皇子が第1ヴァイオリンを担当し、ボッケリーニの弦楽五重奏曲を演奏しました。
途中、第1ヴァイオリンが「ド、シ、ド、シ」を繰り返す場面があり、しばらく我慢していた皇子もその長さに痺れを切らしてこう言いました。
「こりゃひどい、初心者でもこうは書くまい!」
ボッケリーニは反論しました。
「殿下、お聴きください、第1ヴァイオリンとともに奏でられる第2ヴァイオリンとヴィオラの響き、またチェロによるピチカートを!
 これらの音の対話が見事になされた時、単調との思いは失われるでしょう」

「ド、シ、ド、シ!半時も!愉快な対話だこと!まったく悪い見本だな」
ボッケリーニは引きませんでした。
「殿下、かような判断をなさる前にご自身の音楽への理解をお深め下さい」
怒った皇子はボッケリーニの脚を掴み、窓から突き落とそうとしました。
その後、ボッケリーニは二度と王家に呼ばれることはなかったそうです。

・・・いったいなにがボッケリーニにこのようなことを言わせたのでしょうね。
よほど腹にすえかねることでもあったのでしょうか。
いやー、同じ宮仕えの身として、他人事とは思えませんなあ。
私も口には気をつけよっと、としみじみ思った土曜日の昼下がり。

さきほど長女からメールがありました。
オープン戦、ソフトバンクが勝ったそうです。

(10.3.6.)

全曲聴けます



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