バッハ・オン・ザ・リュート Bach on the Lute(4枚組)
(ナイジェル・ノース Nigel North:リュート LINN 1993〜1996録音)
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今日は日曜日、バッハ/無伴奏チェロ組曲第5番・プレリュードを、集中的に練習するぞ!
こないだ読んだ千住真理子の本に書いてあったとおり、いちばん難しい箇所を繰り返し繰り返し練習。
じつに弾きにくいパッセージで、音程は狂うわ、リズムは乱れるわ、音は濁るわなのですが、
めげてはいけない、くじけるんじゃない、頑張れ自分と必死に練習していると・・・・・・。
ニョウボが怒鳴り込んできました。
「あーうるさい! イライラする! 受験生いるんだからいい加減にしなさいっ!!」
「ご、ごめんなさ〜い」
はあ、ほとぼりさめるまでしばらく弾けないな、チェロ。
防音室ほしいよう・・・。
怖いので今日はもうチェロは弾けません&聴けません。
バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」と「無伴奏チェロ組曲」をリュートで弾いた4枚組セットでも聴きましょう(←バッハから離れられんのか)。
バッハ・オン・ザ・リュート (ナイジェル・ノース独奏)
リュートはギターの祖先と言われる楽器。
11弦のものと13弦のものが主流です、多いですね〜。
私なんか4本の弦でも持て余してます。
そういえば以前、バッハ「無伴奏チェロ組曲」をギターで弾いたCDをご紹介したことがあります。
とてもさわやかで軽妙な演奏で、チェロとはまた違った魅力がありました。
さて、リュートだとどのように聴こえるでしょうか?
無伴奏チェロ組曲第3番より「前奏曲」
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えー、私にはギターと全然区別つきませんっ!
とにかく爽やかで涼しげ、ヴァイオリンのキンキンした感じはないし、チェロの重たくて暑苦しい響きもありません。
優雅でリラックスした気分になれます(弾くほうは大変なのかも知れませんが)。
ニョウボに怒られて跳ね上がった心拍数も落ち着いていきます(←気が小さい)。
リュートのことはよくわかりませんが、ナイジェル・ノースの演奏は、たぶんサイコーに素晴らしいです。
柔かくたおやかな音、穏やかでデリケートなニュアンス、芯のある表現力。
非常に魅力的な音楽であり、いつまでも聴いていたくなります。
録音も素晴らしいです、残響多めの深くアコースティックな響き、さすがはLINN。
バッハの無伴奏聴いてリラックスしたいなら原曲よりもリュート版ですね絶対。
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より「シャコンヌ」
(2015.01.25.)
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