ルネッサンス/Ashes Are Burning (燃ゆる灰)
(1973)


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主に70年代に活躍したイギリスのプログレ・グループ、ルネッサンス
名盤の多いグループですが、このAshes Are Burningは格別。 モロ好みです。

ルネッサンスは、一般的にはプログレッシヴ・ロックに分類されていますが、むしろ

 (トラッド+ポップス+クラシック)÷3×美メロディ+美声ヴォーカル=ルネッサンス

という感じですね。(余計わからんわ!)
収録されているのは(たった)6曲。
最初と最後に10分の大曲を配し、間に4〜5分程度の小曲を4つ並べたシンメトリックな構成。

Track1「Can You Understand」(9分49秒)、「ど〜〜ん」という銅鑼の音に始まりピアノ中心のインストが延々。
そしてグレゴリオ聖歌のようなコーラスに導かれ、ヴォーカルのアニー・ハズラムが登場するのは、なんと3分以上過ぎてから。 
「そこまでやらいでも」と言いたくなるほどドラマティックで大仰ですが、はまるとツボです。 

 

そして中間の4曲は珠玉の名曲ぞろい。
シンプルなピアノをバックに叙情的に歌われるラヴ・ソング Track2「Let It Grow」でしっとりさせ、
ミディアム・テンポでリズミックな Track3「On The Frontier」は緻密なコーラスを聴かせ、
続く Track4「Carpet of The Sun」は明るくポップ。
ルネッサンスを代表する名曲の一つです。
聴くと体がポカポカしてくるようです。 
まさに「太陽のカーペット」。

 

Track5「At The Harbour」は一転、、トラッド風のメロディで、
遭難した夫の帰りを港で待つ妻たちの哀しみを歌います。

Track6 「Ashes Are Burning」(11分24秒)は、再び長大なドラマティック・ナンバー。
哲学的な歌詞とあいまって、スケールの大きなフィナーレとなります。

 

アニーお姉さまのヴォーカルは超美声&超ハイテクニック、といっても人間離れした硬質な声ではありません。
暖かくふくよかな親しみやすさがあります。

バッハ「トッカータとフーガ」やドビュッシー「沈める寺」など
クラシック曲の引用が隠し味的に効いているのも
クラヲタ的にポイント高いです。

(05.12.29.)

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