ジョニー・ソマーズ/ソフトリー、ザ・ブラジリアン・サウンド
Joanie Sommers/Softly,The Brazilian Sound
(1964)
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魅惑のシュガー・ヴォイス
ジョニーといっても女性です。
大好きなボサノヴァ・アルバム。
シルキーなストリングスに、フルートとヴィブラフォンが色どりを添え、
ローリンド・アルメイダのギターが控えめにボサノヴァ・リズムを刻みます。
はっきり言って、めちゃくちゃナンパなサウンドです。
そして当時23歳のジョニー・ソマーズ Joanie Sommers のハスキー・ヴォイスの魅力。
いつまでも聴き飽きません。
ボサノヴァといえば、けだるい感じというか、少しめんどくさそうにボソボソ唄うのが、逆にカッコ良かったりしますが
(アストラッド・ジルベルトなんか典型)、ジョニーは、声を張り上げ気味で一所懸命です。
「熱唱型ボサノヴァ」・・・というのは言い過ぎですが、なかなか新鮮。
全12曲、捨て曲なし。
とくに、マイ・フェア・レィディの"I Could Have Danced All Night"のオシャレ・ボサノヴァ仕立て(トラック7)、
哀愁を帯びたメロディが悶絶的に素晴らしい"You Can't Go Home Again"(トラック9)、
(←隠れた名曲です!)
切々と噛み締めるように唄われる"Carnival(黒いオルフェ)"(トラック10)などは絶品。
残念なことに、ちょっぴり入手困難らしいです。 名盤なのになあ。
(06.10.6.)
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