アルマンド・トロヴァヨーリ/セッソ・マット(サウンドトラック)
Armando Trovaioli/Sesso Matto
(1973)
Amazon.co.jp : Sesso Matto
Tower@jp : Sesso Matto
HMV : Sesso Matto
以前から愛聴しているイタリアン・サウンドトラック・コンピレーション、"Easy Tempo"シリーズ (2014年現在入手困難なのが残念)。
これで聴いて「カッコイイ!」と思う曲には不思議に、
"Armando Trovaioli"
という名前がクレジットされていることが多いのに気付いていたメザトイ私。
調べてみると、アルマンド・トロヴァヨーリ(1917〜2013)は、200を超える映画の音楽を担当したイタリア映画音楽の巨匠。
代表作は「黄金の七人」「セッソ・マット」「女性上位時代」などで、お洒落でカッコイイ映画音楽の第一人者。
「黄金の七人」のあの超クールなダバダバ・スキャットもこの人だったのか!
それにしても長生きしたものです。
21世紀になっても作曲活動してますし、なんと「キル・ビル」(2003)にも1曲取り上げられているそうです。
俄然気になってCD漁ったのですが、あんまり出ていません。
とりあえず代表作の「セッソ・マット Sesso Matto」を聴いてみましたら、
なんともオシャレかつ能天気かつ多彩なサウンドに首までどっぷりはまってしまいました。
もう大人の余裕シャクシャク、力は抜けてるのにどこにも隙がない、完璧なスコア。
いかにもイタリア〜ンな甘いメロディの数々。
深刻さのない、セクシーであっからかんとした音楽は、聴く者を魅了せずにおきません。
超一級職人芸の極致、というかやはり天才の仕事なんですねえ。
良いものを聴かせていただきました。
映画「セッソ・マット」は、ラウラ・アントネッリ主演の、オムニバス艶笑譚。
タイトルを英語に置き換えると"Sex Mad"です。
You Tubeで断片的に見ることができますが、うーん、個人的にはとくに観る必要ないかって感じ。
とにかく音楽が最高すぎます!
最近、お風呂につかってこのサントラ聴くのが無上のリラックス・タイム。
ウォークマンに入れて、防水スピーカーで聴いてます。
(2014.12.16.)