ベートーヴェン&ブリテン/ヴァイオリン協奏曲
(ジャニーヌ・ヤンセン独奏 パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ロンドン交響楽団ほか)



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HMV : Beethoven & Britten/Violin Concertos

Tower@jp : Janine Jansen/Violin Concertos - Beethoven, Britten


最近、「自動掃除機 ルンバ」なるものが流行っているそうです。
TVで観て「面白そう!」と思った私、軽い気持ちでニョウボに、

 「うちもひとつ買おうか」

と言ったところ、ニョウボこちらをギロリと睨んで、

 「ほおー、私の掃除ではご不満だと?!」

・・・一瞬で寿命が3年ほど縮んだ私ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。



さて先日、通勤中にNHK-FMを聴いていると、聴きなれないヴァイオリン協奏曲が。
現代的ですが前衛的ではなく、抒情的でありながら緊張感に満ちた素敵な曲。

 「誰の曲だろう? バルトーク?・・・にしては洗練されているし、
  プロコフィエフ?・・・にしてはロマンティックで流麗だし、
  ストラヴィンスキー?・・・にしては上品すぎるし・・・」

と、大作曲家の皆様方に超失礼なことをつぶやきながら聴いたものの、結局わかりませんでした。
答えは・・・ベンジャミン・ブリテン(1913〜1976)のヴァイオリン協奏曲でした!

ブリテンにヴァイオリン協奏曲が存在することは知っていましたが、
恥ずかしながらこれほどの名曲だったとは存じませなんだ。
魅力的な語り口、多彩な響き、堅固な構成。

放送に使用されていたジャニーヌ・ヤンセン独奏のCDを早速注文しました。

20世紀ヴァイオリン協奏曲の傑作であるにもかかわらず、あまりCDに恵まれないこの曲を、
ぜひ録音したいと以前から思っていたというヤンセン。
一つ一つの音を克明に響かせながら、艶と歌心も存分に注入、一瞬たりとも耳が離せない、緻密でありながら豊かな音の饗宴です。

 ブリテン:ヴァイオリン協奏曲・第2楽章より(ヤンセン)
 

第1楽章のメランコリックでロマンティックな歌の格調高さ。
第2楽章ヴィヴァーチェの、軽快でありながら抑えの効いた表情づけ、つづくカデンツァの粘っこいパッション。
そして重厚な第3楽章パッサカリアは、後半ノーブルで晴れやかな歌へと変容してゆきます。

素晴らしい作品であり演奏です!

このCDにはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲も収録されていますが、
以前書いたように私はこの曲について語ることが得意ではありませんので、軽くスルーさせていただきます。

ヤンセンの眼力こもったジャケットも、迫力あります。
(でも、ニョウボのニラミのほうが怖いなあ・・・)

(2012.5.19.)


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