ボンポルティ/2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品4
(Labirinti Armonici  2021録音)



Tower : Bonporti Sonatas Op.4


2年ほど前に、フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ(1972〜1749)のソナタ集 作品1(1696)と作品2(1698)のCDを買いました。
コレルリの弟子らしく優美で上品、麗しい曲ばかりで、大変気に入りました。

このたび同じアーティストが、作品4のソナタ集をリリース。
CD棚は溢れかえっているのに秒でポチッとしてしまいました。
あああ、置き場ないのに・・・。
でも届いたCDを聴くとチャーミングな曲ばかりで嬉しくなるのです(←だめだこりゃ)。

 ソナタ第1番よりアルマンド
 (優美な中に激しさも垣間見えるアレグロ楽章)

雰囲気はほとんどおんなじ、「どこが違うの」って感じです(←ならなぜ買う)。
そもそもコレルリそっくり、師匠のスタイルを完全に自分のものにしています。
やや技巧的なパッセージが目立つ気もしますが、基本的にコレルリのコピーに徹しています。
それが忘れ去られた理由かもしれませんね〜。
ほぼ同世代のヴィヴァルディはもっとはっちゃけています。

 ソナタ第2番よりアルマンド
 (鋭くきっぱりした中に哀愁漂うアルマンド)

まあでもよいではありませんか、刺激成分は少ないですが、それを補って余りあるほどの落ち着きと安らぎがあります。
バロック・ソナタ好きにはたまりません。

 ソナタ第3番よりプレリュード
 (日向でまどろんでいるような優しいプレリュード)

全部で10曲のソナタがおさめらていて、各曲は3〜4つの楽章からなります。
ひとつの楽章は1〜2分なので退屈する暇もありません。

 ソナタ第7番よりガヴォット
 (底抜けに明るい活発な曲)

ボンポルティはヴァイオリンの名手でしたが専業音楽家ではなく、カトリックの司祭でした。
ヴィヴァルディも「赤毛の司祭」と呼ばれていたものの司祭の仕事は二の次だったのに対し、ボンポルティは司祭が本業で、音楽家としてはアマチュアを通しました。
なので作品はそれほど多くありません。
しかし彼の「インヴェンション作品10」は、バッハが筆写して手元に置いていたことから長くバッハの作品と考えられていたというエピソードからも、
彼の作品のレベルの高さがうかがわれます。

(2022.11.06.)


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