ゼレンカ/6つのトリオ・ソナタ(2枚組)
(ハインツ・ホリガー&モーリス・ブルグ:オーボエ クラウス・トゥーネマン:ファゴット ほか)
(1972録音)



Amazon : Zelenka: 6 Trio Sonatas


下手くそながら趣味でチェロを弾いているのでチェロの音色は好きですが(自分の演奏を除く)、
じつはチェロよりもっと好きな楽器があるんです、許せチェロ。

 それは、オーボエとファゴット

繊細で気品ある音色のオーボエ。
深い包容力をたたえながらちょっとおどけた音色のファゴット。

私の夢は「生まれ変わったらファゴットになってオーボエと結婚すること」と言っても過言ではないくらいです。
あ、もちろんどちらの楽器も演奏者にとって大変なことは知ってます。
オーボエ奏者は演奏していないときは常にリードを削っていて寝る暇もないうえに、家には専用の工作室が必要との噂だし、
ファゴットはキーが30くらいあるのでファゴット奏者は指が最低20本必要だとか。

 しかしまあ聴くぶんには気楽なものです(奏者の方スミマセン)。

さて、オーボエ&ファゴット好きの私にとってのマタタビCDがこれ。

 ヤン・ディスマス・ゼレンカ/6つのトリオ・ソナタ

ゼレンカ(1679〜1745)は、バッハとほぼ同時期にボヘミアで生れ、ドレスデンの宮廷で活躍した作曲家。
テレマンやバッハとも親交があったそうです。
「6つのトリオ・ソナタ」は彼の代表作で、2本のオーボエと1本のファゴット(プラス通奏低音)で演奏されます。
3つの楽器すべてに高度な技巧が要求される難曲です(とくにファゴットが大変そう)。
各楽器のからみ合いの妙がたまりません。

 ソナタ第6番(第2楽章から)
 

バロック時代に「トリオ・ソナタ」はたくさん書かれましたが、ことによると最高傑作はゼレンカのこれではないかと思うほどに素晴らしい。

ハインツ・ホリガー、モーリス・ブルグ、クラウス・トゥーネマンの三大巨匠による録音は、これぞサミット、最高峰の集まり。
滑らかに艶をたたえた甘い歌、丁々発止のつばぜり合い、3つの楽器が一分の隙もなくピンと張りつめての格調高い至芸。
ずっと聴いてきたこの2枚組は1972年の録音ですが、じつは1999年に同じメンバーで再録音しています。
そちらは聴いたことがないのですが、なんだか欲しくなってきたなあ・・・。

 ソナタ第5番
 

(2018.10.25.)

新録音(買おうかなあ・・・)



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