おかげさまで風邪はずいぶん良くなりました。
ただ諸般の事情により、このところ毎日が平日なもので、どーも曜日の感覚がおかしくなってきました。
日付も怪しかったりしますし、1月2月のうちは年もよく間違えるもの。
「きょうは西暦何年の何月何日でしたっけ?」と人に尋ねては、「タイム・トラベラーかっ!」と自分につっこむ虚しい日々が過ぎてゆきます。
しばらく泳ぎにもいけてないなあ・・・(←風邪引いてるのに行くなよ)。
空いた時間に、職場の片隅でヴィヴァルディのチェロ・ソナタを聴きます。
ちょっとだけ心がやすらぎます。
「それどんな曲だっけ?」
「ヴィヴァルディにチェロ・ソナタなんてあったっけ?」
という声が聞こえるようですが、あるんですよ、9曲も!
基本のんびり、まったりした曲ばかりでありまして、疲れた心に「あわてないあわてない、ひとやすみひとやすみ」とささやいてくれます。
どことなくホンワカ楽しそうな曲集なので、奏者もあまり構えずに演奏しているのではないかと想像を。
たとえて言えば、バッハの無伴奏チェロ組曲が料亭の懐石料理なら、ヴィヴァルディは下町の洋食屋のスパゲッティ・ナポリタン。
気兼ねのなさと親しみやすさが魅力です。
いくつかCD持ってますが、最近ブリリアント・クラシックスから出たこのアルバム、ノンビリ度高くて、私好みです。
他の演奏(鈴木秀美、ピーター・ウィスペルウェイなど)とくらべると、より力を抜いてリラックスしている感じがするのです
(あくまで想像です。ご本人は必死の形相で弾いてたりして)。
まあ、聴く人によったら「緊張感のないかったるい演奏」と言うかもしれませんけど・・・。
ブリリアントなので値段も安く、それこそ洋食屋のスパゲッティ程度のお金で買えちゃうのもいいですね。
全曲
チェロ・ソナタ第3番・第1楽章(このCDの演奏ではありません)
チェロ・ソナタ第3番・第2楽章(このCDの演奏ではありません)
(10.2.5.)