岡本夏帆/水上バス浅草行き
(ナナロク社 2022年)
新聞で岡本夏帆の「水上バス浅草行き」が絶賛されてた
そのことを紀伊國屋でふと思い出し探してみたら一冊あった
書店にて歌集を買うのはひょっとして「サラダ記念日」以来じゃないかな
めくるめく若い感性にぶん殴られる自分の感性は自分で育てよう
著者はいま四万十市へとUターンして昔の実家で暮らしているとか → エッセイ「風と暮らすような気持ちで」
実を言えば私も四国住みなので勝手に抱いてしまう親近感
早速にツイッターをフォローしたら最近作にも素敵な歌が
単純な私はすぐに影響受けて文章が全部五七五七七
本書より「これはいい!」と思った歌3首
平日の明るいうちからビール飲む ごらんよビールこれが夏だよ
ていねいなくらしにすがりつくように 私は鍋に昆布を入れる
ありえないくらい眩しく笑うから好きのかわりに夏だと言った
(2022.08.21.)