ライヒ/18人の音楽家のための音楽
(アンサンブル・モデルン)
Amazon.co.jp : Reich: Music For 18 Musicians / Ensemble Modern
HMV : Reich/Music for 18 Musicians
Tower@jp : S.Reich: Music for 18 Musicians/Ensemble Modern
じつはウチのニョウボは
「ミニマル・ミュージック・アレルギー」
であります。
延々続くしつこい繰り返しに「キーッ」と言いそうになり、それでも聴いているとアタマがクラクラしてきて、
それでも聴き続けるとジンマシンが出る(かもしれない)という、じつに面白い 気の毒な体質です。
とくに抗原性が高いのがスティーヴ・ライヒの音楽。
なので私は、家ではほとんどライヒを聴くことができません(イヤホン派ではないもので)。
かといって車の中で聴くのも危ないですよね(トリップして事故りそう)。
でも今はたまたま、ニョウボがムスメふたりを連れて出かけています。
しめしめであります。
ひさびさに大きな音でミニマル・ミュージックが聴けます。
スティーヴ・ライヒの最高傑作といわれる「18人の音楽家のための音楽」を聴きましょう!
短いリズム・パターンが、反復され、増殖し、変容してゆく万華鏡音楽。
機械的・無機的な音楽に聴こえるかもしれませんが、
18人の生身の人間が見事なチームワークで作り上げる、熱い血の通った芸術であります。
延々1時間近くも演奏し続けるには、並々ならぬ体力と技術と熱意が必要でしょう。
You Tubeで、アンサンブル・インテルコンテンポランによるライヴ映像を見ることができます(アンポンタンと言いそうになるなあ)。
Music for 18 Musicians
・・・な、なんという、魅力というか、魔力のある映像でしょう。
見始めると、途中でやめられなくなります。
一時間があっという間。
・・・わわっ、家族が帰ってきたっ!
「あっ、おとーさん、またシツコイ繰り返しの音楽聴いてるっ!」
・・・俺、俺さあ、こんど家族が出かけることがあったら、そのときこそ「18人の音楽家のための音楽」を心ゆくまで聴くんだ・・・(←死亡フラグぽい)。
(09.5.16.)