ダイアナ・パントン/ムーンライト・セレナーデ〜月と星のうた
Diana Panton/if the moon turns green・・・

(2010)



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HMV : Diana Panton / if the moon turns green・・・

Tower@jp : Diana Panton/ムーンライト・セレナーデ〜月と星のうた



「9月12日は中秋の名月です」と、夜のNHKニュースで言っていました。
どれどれとリビングの窓から外を見上げると、なるほど、南の空に銀の皿のような満月が。

ニョウボと二人で「きれいだな〜」と、しばしなごみました。
しっかり見ようと双眼鏡でのぞいてみました。

 「えらくまぶしいな」

 「それ街灯じゃないの?」

 「・・・・・」

いやあ、さすがは満月、双眼鏡だとほんとにまぶしいくらいです。
月面の模様も良く見えます。 やっぱり私にはウサギに見えるなあ。
ムスメがK−POPのコンサートに行くために買った双眼鏡ですが、思わぬところで役に立ちました。


月が誕生したのは、いまから45億年ほど前(地球誕生からおよそ1億年後)だそうです。
他惑星が地球に絶妙な角度で衝突し、宇宙空間に放出されたチリが集まって月になった、という説が有力。
そのときの衝撃で地球の海の半分が蒸発して陸地が生まれたんだそうです。

月は地球にとってなくてはならない存在。
たとえば潮の干満があるのは月の引力のおかげ。
地球の地軸が安定しているのも、やはり月の引力のおかげ。

また、月がなかったら地球の自転周期は8時間程度だったんだとか。
常時、強風・大波が荒れ狂い、陸上生物は進化できなかった可能性が。
何かがほんの少し違っていたら、月はなく、人類もいなかったかもしれないのです。

あと、月がなかったら月見酒も飲めませんよね(←やっぱりそこかい!)。


また、月にはも多いです。

月の直径は地球の4分の1、これは衛星としては異常に巨大で、何故こんなに大きいのか謎。
地球から見ると太陽と月がほぼ同じ大きさなのもじつに不思議(だから皆既日食が楽しめる)
常に地球に同じ面しか向けないのは、「潮汐力」によって説明され、これはそれほど不思議ではないそうです。

でもやっぱり一番不思議なのは、あんなに大きなものがなぜ落っこちてこないのかってことですねえ(←子供か)。


月に思いをはせながら今宵聴くのは、

 ダイアナ・パントン/ムーンライト・セレナーデ〜月と星のうた Diana Panton/if the monn turns green・・・

"Destination Moon" "Moonlight Serenade" "Moon and Sand" "Fly Me to the Moon" "Moon River" など月にちなんだスタンダード・ナンバーを集めたアルバム。

 Destination Moon
 

ギターとベース(時々ピアノ)だけの控えめなバックに、清楚で可憐な甘い歌声。
ソフトでメロウな歌い口が、ハッピーで落ち着いた気分にさせてくれる、粋でお洒落なジャズ・アルバム。
ベランダで月明かりに照らされながら、ウイスキー片手に聴きたいですね。(←蚊に刺されるぞ・・・)

(11.9.13.)

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