トゥリーズ/オン・ザ・ショア
Trees/On The Shore
(1970)



Amazon.co.jp : Trees/On the Shore(Remastered & Expanded)



梅雨に入って久しいというのに、ほとんど雨が降りません。
あきらかに空梅雨です。
ここ香川県では水不足の予感がひたひたと。

居間から見える木々もなんだか元気がありません。
風呂の残り湯でも庭に撒こうかと思っていたら、今日の日曜日は久しぶりにまとまった雨が降りました。
軒を盛大に伝い落ちる雨粒を眺めながら、しみじみ思いました。


 「なんでチェロのレッスンがある日に降るかなあ!?」


雨の中、チェロ背負って歩くのは大変。
楽器は濡れるし(←ハードケース持ってないんです)、
片手に傘、片手にレッスンバッグで濡れた歩道を歩くのは結構怖いもの。

 やれやれ。


ところで、「庭に水を撒く」といえば連想するのが、トゥリーズ/オン・ザ・ショアのジャケット。

 トゥリーズ/オン・ザ・ショア

さて、どっちがグループ名でどっちがアルバム名でしょう?!

「トゥリーズ」がグループ名です、イギリスです。
1970年、矢継ぎ早に2枚のアルバムを発表し、あっという間に解散してしまった「幻のグループ」で、
「オン・ザ・ショア」はそのセカンド・アルバムにしてラスト・アルバム。

サウンドは「エレクトリック・トラッド」というのでしょうか、ロックバンドで演奏するケルティック・ミュージック。

解散後は忘れられていましたが、1990年代からのケルティック・ミュージック・ブームで再評価。
ヒプノシスによる幻想的なジャケットもあいまって、いまや押しも押されぬ名盤扱い。
なんだか「夭折の天才」みたいな感じですね(メンバーは全員まだ生きてると思いますが)

 Murdoch
 

トラディショナルとオリジナル曲を半分ずつ収録、どの曲も素晴らしいです。
英国的な物憂さ、ケルト音楽の哀感、呪術的な響き、中世的な音運び・・・・・・なんという魅力的な音迷宮。
セリア・ハンフリーズのヴォーカルは、正統的なケルティック・ミュージックの発声法にのっとり、通常のロック・ポップスとは一線を画します。
バックはアコースティクな箇所もあるものの、エレキギターやドラムスはしっかりロックして、ヴォーカルとの対照の妙が聴きもの。

雨の日にじっくり聴くにふさわしいアルバムでもあります。

(2013.6.9.)






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